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伊「オロビアンコ」にメンズライン-原宿にアンテナショップも

尾州の毛織物、岡山のデニムを使うなど「メード・イン・ジャパン」にこだわった商品を展開する

尾州の毛織物、岡山のデニムを使うなど「メード・イン・ジャパン」にこだわった商品を展開する

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 裏原宿エリアに10月14日、メンズアパレルショップ「LUSSOBIANCO(ルッソビアンコ)(渋谷区神宮前3、TEL 03-5785-4450)がオープンした。経営はラグラックス信和(本社=愛知県名古屋市)。

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 昨年10月、同社とバッグを中心としたブランド「OROBIANCO(オロビアンコ)」を展開する伊オロビアンコ社がメンズウエアのライセンス契約を締結。同店は、ラグラックス信和がライセンス製造販売を行うメンズライン「OROBIANCO UOMO(オロビアンコ ウオモ)」のアンテナショップとなる。店舗面積は約30坪。店内は木目を基調に「温かみのある雰囲気」に仕上げた。

 オロビアンコ ウオモの商品は、尾州の毛織物、岡山のデニムを使うなど、生地や繊維、縫製などで「メード・イン・ジャパン」にこだわった。オロビアンコ社のCEOでデザイナーのジャコモ・ヴァレンティーニさんも尾州の生地メーカー機場に足を運び生地を選定するなどしたという。ジャケットの袖口のボタンを一つ異形のものにする、シャツの襟裏に刺しゅうを入れるなどディテールに「遊び心」を取り入れたほか、「幅広い世代が着ることができるデザインに仕上げた」という。

 オリジナル生地を使ったジャケットで、生地の縁にロゴの入った耳付きを内側のペン差しに使った「MITTEL EUROPA」(6万3,000円)、フードの取り外しが可能なほかベストが付いている5WAYのコート「KAPPOTTO SINGOLO」(7万9,800円)、ヴァレンティーニさんのサインを記した革をコインポケットに使うなどしたスラックス型のデニムなど。今年の秋冬コレクションの中心価格は、ジャケット=5万円台、パンツ=2万円台、セットアップスーツ=7万円台、シャツ=1万円後半、デニム=2万円台、コート=6万円台。同店ではオロビアンコのバッグやレザースニーカーなども一部セレクトして扱う。

 オロビアンコ社ディレクターのカッペリ・カルロさんは「ジャコモさんは、ライセンスという言葉は好きではなく、協力生産と言っている」とし、「ファッションはコミュニケーションの一つで、着る人の気持ちが大事。若い世代から上の年代の方まで、自分の思いを口に出してほしい」と話す。

 ラグラックス信和デザイナーの西田博樹さんは「まずは商品を見てほしい。着回しがきくので、自分の思うようにコーディネートを楽しんでいただければ」と話す。

 営業日は金曜・土曜・日曜で、営業時間は12時~20時。初年度売り上げ目標は4,500万円。

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