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スタジオジブリ、洋画アニメ配給に本格参入-渋谷に専門劇場
(2007年01月16日)
スタジオジブリが洋画アニメ配給に進出。写真は記者会見の様子(左から塚越隆行ブエナビスタホームエンターテインメント日本代表、畠中基博シネマ・アンジェリカ代表、アレクサンドル・ペトロフ監督、中島清文三鷹の森ジブリ美術館館長)
宮崎駿監督の作品を中心に数々の名作を世に送り出してきたアニメーション制作スタジオ「スタジオジブリ」が洋画アニメの配給事業に本格参入する。劇場では渋谷区道玄坂1丁目のミニシアター「シネマ・アンジェリカ」を「専門劇場」とし、大型の劇場では公開されにくいアート性の高い作品を紹介する。
1月16日、同劇場で行った記者会見で新事業の詳細を明らかにした。今回発足した事業は、東京都三鷹市にあるアニメ美術館の名を冠した「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」と名付けたライブラリー事業。旧・新作を含む海外アニメの配給を手がけ、劇場公開、DVD化の両面で普及を促す。
専門劇場に位置づけるのは、昨年スタジオジブリ協力のもと日本初公開された仏アニメ「王と鳥」を単館上映しヒットを記録した「シネマ・アンジェリカ」。劇場は配給作品の上映期間中「ジブリアニメ劇場」に変身するというもの。そのほかのスケジュールはこれまで通り進行する。
劇場公開に加え作品のDVD化では、これまでにもジブリ作品やディズニー関連のビデオ・DVDを販売してきたブエナビスタホームエンターテインメントが全面協力し、販売を行う。
第1回提供作品として3月より上映を開始するのは、1999年「老人と海」でアカデミー賞短編アニメーション部門を受賞したロシアのアレクサンドル・ペトロフ監督作品「春のめざめ」。ガラス板に描く油絵をコマ撮りして作る「油絵アニメーション」と呼ばれる手法を使ったアートアニメで、劇場公開は世界でも初めてという。
16日の会見には、来日中のアレクサンドル・ペトロフ監督もゲストとして登場。今回の事業について「アートフィルムは映画館で上映される機会が少ない運命。このような企画があってとても感謝している」とコメント。
同じく会見に出席したシネマ・アンジェリカ代表で、ジブリ8作品でキャスティング・プロデュースを務めてきた畠中基博さんは「小さな作品を作っても表に出せる場所がなかった。映画館を満席にしたい」と意気込みを語った。三鷹の森ジブリ美術館ではライブラリー事業の一環として、今後作品に関連した企画展も行う予定。(写真=16日に行われた記者会見の様子)
シネマ・アンジェリカスタジオジブリ
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