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国学院大の考古学者と渡辺祐さんら、「渋谷」テーマにコラボトーク

トークの様子(左2人目から深澤太郎助教、渡辺祐さん、西樹編集長)

トークの様子(左2人目から深澤太郎助教、渡辺祐さん、西樹編集長)

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階8/(ハチ)COURTで3月14日、考古学・人類学を専門とする国学院大学(東4)助教の深澤太郎さん、エディター/ライターの渡辺祐さんらによるトークイベント「渋谷ジモトーク」が開催された。同11日から4日間にわたり開かれた同大主催のトークライブイベント「シブヤ・インテリジェンス・ライブ」の最終日に当たる。

「大切なものは、忘れていた足元に埋まっている」をテーマにプレゼンテーションを行う深澤太郎助教

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 前半では「大切なものは、忘れていた足元に埋まっている」と題し、深澤さんが自ら考古学に興味を持ったきっかけなどを紹介した後、渋谷周辺で発掘されている遺跡の状況や、考古学的なアプローチで街を見る視点などを披露した。

 続く後半では、渋谷の街と関わり続けてきた渡辺さんをステージ上に招き、シブヤ経済新聞・西樹編集長ナビゲートによりトークを展開。前半で深澤さんが強調した「何でも見てやろう」という信条について、「街を歩く時、目に入るものは何でも見る」という渡辺さんが同調。目的の場所に向かって道をまっすぐ行くだけではなく、「角があったら曲がってみる」ことで発見があり、街の新たな魅力に触れられると話した。

 深澤さんは、渋谷の街の発達の根源として、渋谷川と大山街道(赤坂を起点として宮益坂・道玄坂を通り主に国道246号線を通って足柄峠手前の矢倉沢関所に至る脇街道)の結節点に位置することを挙げた。大山街道の先には山岳信仰の対象とされた大山があり、宮益坂の中ほどにある宮益御嶽(みたけ)神社が山岳信仰と関わりある点にも興味を示した。

 「シブヤ・インテリジェンス・ライブ」は同大研究者らとキーパーソンがクロストークを繰り広げる初のイベント。11日(テーマ=人材論「プッシュ型とプル型」)=同大・赤井益久学長×読売新聞東京本社・貞広貴志英字新聞部長、12日(同「学びをデザインする」=同大・川合敏樹准教授、寺本貴啓准教授×ロフトワーク・林千晶社長、13日(同「チームを動かす」)=同大・山本健太准教授、藤本頼生准教授×クラウドワークス・吉田浩一郎社長。

 ライブの模様は「schoo(スクー)」でもリアルタイムで配信し、1週間後をめどに録画配信も予定する。

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