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原材料費は1万円-渋谷パルコで著名人ら19組によるアート展

「歪んだ大人」をテーマに原材料費1万円以内で作った作品が並ぶ場内

「歪んだ大人」をテーマに原材料費1万円以内で作った作品が並ぶ場内

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 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)3階の「パルコミュージアム」(TEL 03-3477-5873)で現在、「1万円アート-歪(ゆが)んだ大人展-」が開催されている。

カセットテープを使ったトータス松本さんの「頭出し」など

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 原材料1万円以内で、共通のテーマに沿った作品を作る「1万円アート」プロジェクト初の展覧会。バラエティー番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」「めちゃイケ」などを担当する、放送作家・高須光聖(みつよし)さんが発起人となり企画した。今回のテーマは「歪んだ大人」で、著名人ら19組が創作に挑んだ。

 チームラボ(文京区)の猪子寿之社長は初の個人作品となる「チームラボなしの俺」を出品。ザリガニワークス(神宮前4)は社長の武笠太郎さん・坂本嘉種さんが個人で参加。笠原さん=子どものころ、レゴブロックの代わりに洗濯バサミが届いたクリスマスプレゼントの思い出から、洗濯バサミ1040個を使い作ったオブジェ「軽いトラウマ」、坂本さん=人間のゆがみの根源を笑顔ととげに映しキャラクター化したかぶり物「ぼーぐ」を作った。

 ミュージシャンのトータス松本さんはカセットテープを大量に使った「頭出し」を、お笑いコンビ野生爆弾の川島邦裕さんは全てをガムで作った「前歯奥歯」を出品したほか、サウンドアーティスト澤井妙治(たえじ)さんは唯一の体験型アート「壱万円の歪み」を発表。磁石の上に置いた「美文字練習用紙」に、磁石を付けた「大人の鉛筆」で字を書く作品になっている。芸人・バカリズムさんは来場者に作品を進呈するという趣旨を逆手に取り、当選者にのみ中身が分かる伊勢丹で購入した「1万円相当のプレゼント」を考案した。

 ほかにも、漫画家の天久聖一さん、イラストレーター下田昌克さん、兵庫県尼崎市の非公式キャラクターちっちゃいおっさん・ちっちゃいおばはん、総合格闘家・所英男さん、クリエーティブディレクター箭内道彦さんらが参加している。場内では作品と共に、使った材料のレシートや制作風景を収めた写真も展示している。

 作品希望者は、場内のショップでパンフレット(2,000円)またはポストカードセット(1,000円)1点購入ごとに1枚渡す応募はがきに希望作品などを記入して応募することができる。進呈作品は片桐仁さんと西野亮廣さんの作品を除く全作品。

 開催時間は10時~21時(最終日は18時まで)。入場料は、一般500円、学生400円、小学生以下無料。5月12日まで。

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