「shibuya1000」開幕迫る-副都心線渋谷駅などの地下コンコース一帯で

昨年の「shibuya1000」会場風景。渋谷の路上やクラブハウスで撮影したポートレートが地下コンコースを埋め尽くした

昨年の「shibuya1000」会場風景。渋谷の路上やクラブハウスで撮影したポートレートが地下コンコースを埋め尽くした

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 人や歴史、建物など多様な切り口から渋谷を捉えた作品を展示するアーバン・エキスポ「shibuya1000」が3月13日より、渋谷駅の地下コンコース内で始まる。

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 東京メトロ副都心線と東急東横線の相互直通運転開始を2012年に控え、街が大きく変わろうとする渋谷で「変わらない魅力を見つけること」をテーマに2008年にスタートした同プロジェクト。渋谷駅の地下コンコース一帯を会場に、渋谷にまつわる人々のポートレートを一挙に並べた写真展「渋谷1000人顔」を開催。渋谷で活躍するデザイナーや建築家なども各所で作品を展示した。「人にフォーカスし、アーティストだけではない多くの人々が参加できる」点が評価され、昨年グッドデザイン賞も受賞している。

 2回目を迎える今回は、副都心線渋谷駅構内で現在、一般利用されていない「地宙船」地下4階空間も展示会場に加わる。写真家20人が参加する「渋谷1000人顔」を継続開催しながら、国士舘大学、昭和女子大学、東京大学などの各研究室が「渋谷」をテーマに手がけた立体やインスタレーション作品の展示やイベントなども盛り込むことで、渋谷の「都市展」という側面をさらに強める。

 更に、渋谷駅周辺の各所に設置したQRコードを使ったリアルロールプレイングゲーム(RRPG)「シブセンクエスト!」や、iPhoneアプリ「pin@clip」を使って「シブヤ遺産」を探す「『おっシブ』を探せ!」(13日)などの街歩き企画も予定。

 実行委員会事務局の辻香さんは「各大学の研究室が渋谷のいろいろな側面を調査した作品が充実している。『都市展』として、新しい渋谷を発見するきっかけにしてもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は始発から終電まで(一部展示については異なる)。入場無料(一部企画は駅構内への「入場券」が必要)。イベントの詳細はサイトで確認できる。今月22日まで。

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