暮らす・働く

渋谷・桜丘に中長期滞在型ホテル「ハイアット ハウス」 プールなども併設

ツインの客室(右手に洗濯機、左手中央にキッチンなどを備える)

ツインの客室(右手に洗濯機、左手中央にキッチンなどを備える)

  • 19

  •  

 米発・中長期滞在型サービスアパートメント「ハイアット ハウス 東京 渋谷」が2月26日、渋谷・桜丘の大規模複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」(渋谷区桜丘町)にオープンする。

室内プール

[広告]

 「暮らすように泊まる」サービスアパートメント型の施設として、自宅のような生活を維持できることと「プレミアムな体験」の提供を目指す同ホテル。ハイアットグループは日本でホテル20軒を展開しているが、 「ハイアット ハウス」は金沢に次ぐ2軒目となる。1泊から年単位の長期滞在まで対応。1カ月以上の長期滞在者を対象に飼い犬(10キロ以下の小型犬)の宿泊にも対応する。

 渋谷は「多様な」カルチャーや価値観、情報、刺激などが集まり「エネルギーを生み出している街」であると考えるなか、東京を拠点に技術開発などを行うビジネス面、都内だけでなく近隣の県にも足を運ぶインバウンド客を中心としたレジャー面それぞれで、「中長期滞在型の施設はかなり可能性がある」(日本ハイアット坂村政彦副社長)と考えた。渋谷サクラステージの開発が「国際競争力の強化」を目的の一つに掲げていることから、開発に携わる東急不動産と同じ東急グループのホテルではなく世界的に知名度の高い外資系のホテルを誘致したという。

 ホテルは、渋谷サクラステージと共に新たに整備された区道「補助線街路第18号線」(SAKURAストリート)を挟んで西側に位置する「SAKURAサイド」のSAKURAタワーに位置。1階~3階、6階~16階に入居する。

 客室数は126室(32平方メートル~96平方メートル)。キング=20室、キングシティービュー=25室(各収容人数2人)、ソファベッド付きのキング・ツイン=各18室(以上32平方メートル)、デラックスキング=14室(47平方メートルまたは50平方メートル)、デラックスツイン=4室(50平方メートル)、プレミアムキング=5室、プレミアムツイン=4室(各53平方メートル、以上収容人数3人)、キング・ツインスイート=各4室(各64平方メートル)、デラックススイートキング=6室、デラックススイートツイン=3室(各85平方メートル、以上収容人数4人)、2ベッドルームスイート=1室(96平方メートル、同6人)。

 客室内は白や淡い木目といった落ち着いたトーンを基調にしつつ、渋谷の「カルチャーを取り入れた」ようなアートを飾る。全室に食器や調理器具も備ええるキッチンや洗濯乾燥機、オーブンレンジ、冷蔵庫、アイロン・アイロン台、テレビ、ワークスペース、ヘアドライヤーやネスプレッソのコーヒーメーカー、多様な収容スペースを備える。マットレスはシモンズ社製で、シャワーとバスタブを備えるバスとトイレは別室。スイートルームには食洗器も付いているほか、レンタルで炊飯器などを用意する。綿のルームウエアや歯ブラシなどのアメニティーも用意する。

 ホテル内には、宿泊者の朝食も提供するレストラン「MOSS CROSS TOKYO」やカクテルやワイン、ビールなどのアルコールやソフトドリンクを提供するバー「Hバー」、24時間営業の「Hマーケット」、打ち合わせなどに使える「ビジネスポッド」、会議やポップアップストアなどで利用できる「マルチファンクションルーム」、ルーフトップガーデン、宿泊者向けの温水プール(以上16階)、宿泊者向けの24時間利用可能なフィットネスセンター(15階)も併設。

 Hマーケットでは、「ディーン&デルーカ」のチルド商品や菓子・スナック類、「ピカール」の冷凍食品、渋谷のクラフトビール「渋生」、客室内でも使えるオリジナルデザインのスリッパなどを販売。温水プールは水温30度前後で、広さは約15メートル×約5メートル。シャワーや更衣室も備える。フィットネスセンターはランニングマシンやダンベルなどを用意する。水着やトレーニングウエア・シューズの貸し出しは無い。

 昨年10月から予約を受け付け、8割程度がインバウンド客だという。宿泊料は5万1,000円~(5月31日までの開業記念プランは1泊4万1,866円~、いずれも東京都宿泊税別)。チェックイン15時~、チェックアウト11時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース