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半蔵門線青山一丁目駅で各車両の「リアルタイム混雑状況」をホームで表示

ホームドアのディスプレーでの混雑状況の表示イメージ

ホームドアのディスプレーでの混雑状況の表示イメージ

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 東京メトロ半蔵門線青山一丁目駅渋谷行ホームで12月25日をめどに、リアルタイムに算出された次に到着する列車の各号車の混雑状況をホームドアのディスプレーに表示する実証実験が始まる。

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 同社は2021年から、分散乗車の推進などを目的にアプリ「東京メトロmy!アプリ」で各路線の号車ごとのリアルタイム混雑状況を配信。実証実験では、その情報をホームドアに備え付けられているディスプレーで表示する。同駅での実証実験は昨年度の東西線早稲田駅西船橋方面行きホームに続くもので、前回「一定の行動変容が見られた」ことから、乗り換えを含めて利用者が多い同駅で行う。

 スマートフォンを持っていない人などへの情報提供や、ホーム上でのスマートフォンなどを操作しながら歩く「歩きスマホ」の防止などにつなげたい考えで、ディスプレーに表示することによる乗車時の行動変容の効果を検証する。

 同駅の一つ前の停車駅・永田町駅ホーム上部に1台設置されている、奥行きの情報を取得する深度センサーを内蔵した「デプスカメラ」で電車の進出時に各車両内の様子を撮影。奥行き情報を持った画像は「エッジサーバ」でテキスト化され、クラウドサーバーに送られ、AI(人口知能)が号車ごとの混雑状況を解析し算出する。
青山一丁目駅では、次に到着する列車の各号車ごとの混雑状況を、ホームドアのディスプレー(10カ所を予定)に、「座席に座れる程度(i、青)」「ゆったり立てる程度(ii、緑)」「肩が触れ合う程度(iii、オレンジ)」「かなり込み合っている(iiii、赤)」の4段階(変更する場合あり)で表示する。

 実証実験は2024年3月末ごろまでを予定。検証結果を踏まえて、「適切な」表示場所や表示タイミングなどを検討していく。

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