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原宿外苑中で「渋谷防災キャラバン in 神宮前地区」 近藤サトさんも登壇

グラウンドで行われたD級ポンプ取り扱い訓練

グラウンドで行われたD級ポンプ取り扱い訓練

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 渋谷区の防災力向上を目的とした体験型の防災訓練「渋谷防災キャラバン in 神宮前地区」が11月12日、原宿外苑中学校(渋谷区神宮前1)で開催された。

防災ステージに登壇した近藤サトさん

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 当日は、同校全校生徒や地区の住民らが参加。グラウンドでは、渋谷消防署主導の下、D級ポンプや消火器を使った初期消火体験、火災が発生したときの煙を疑似体験する「煙体験ハウス」を行ったほか、応急救護訓練(AED)も行った。

 体育館とグラウンドには、ARを使った避難体験、災害時に役立つ防災グッズの展示などを行う防災体験ブースが並んだ。こくみん共済が展開したクイズコーナー「もしもの備えを楽しく学ぼう!」でも、回答用紙を手にクイズに答える参加者の姿が多く見られた。

フォトブースでは、ポンプ車で消防士の防火衣を着たり、赤バイにまたがって写真を撮ったりする子どもたちの姿も多く見られた。

 体育館で行われた防災ステージでは、「防災クイズにチャレンジ!」を開催。モデルの長谷川ミラさん、Bリーグ「アルバルク東京」のマスコットキャラクター「ルーク」が登場し、防災クイズを行った。続くステージでは「防災×渋谷のラジオ」と題したスペシャルトークを開催。災害時、地域のコミュニティーラジオに求められる役割などについて、「渋谷のラジオ」西樹理事長とフリーアナウンサーの近藤サトさん、渋谷区危機管理対策部防災課の行廣(ゆきひろ)勝哉課長がトークを繰り広げた。

 西理事長は、「災害発生時は、区内在住の多彩なパーソナリティーから寄せられた情報を伝えるなど、地域に必要な情報を届ける体制を敷いている。いざというときに頼られる情報源の一つになりたい。そのときのためにも、普段から渋谷のラジオを知っている・聴いたことがある人を一人でも多く増やしたい」と話し、行廣課長は2019年の台風19号の際に「渋谷のラジオ」のスタッフが防災センターに詰め、随時放送したことなどを紹介した。

ユーチューブ・チャンネル「サト読ム。」などを配信している近藤さんは、東日本大震災がきっかけで自身の生き方や考え方を見直し、それがグレイヘアを始めることにつながったというエピソードを披露。災害発生時、電話回線が混み合うことを想定して、コミュニティーFMが聴きやすいラジオ受信機の普及にも期待を込めた。

 区と災害協定を結んでいるうどんチェーン「丸亀製麺」はキッチンカーによる炊き出しとして、先着200人にうどんを配布した。

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