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元日本代表候補の阿部翔平選手、「SHIBUYA CITY FC」の選手兼監督に

来シーズン、選手兼任監督を務める阿部翔平選手

来シーズン、選手兼任監督を務める阿部翔平選手

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 渋谷区を拠点とするサッカークラブ「SHIBUYA CITY FC(渋谷シティFC)」は12月1日、元日本代表候補の阿部翔平選手が兼任監督として来シーズンの指揮を執ることを発表した。

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 2014(平成26)年に設立した「TOKYO CITY F.C.(東京シティF.C.)」が前身となる同クラブは、2019年にJリーグへの参入を目指す構想を発表し、運営体制を整えチームを強化するなどしてきた。

 「渋谷シティFC」に改称し迎えた初のシーズンとなった今季は、Jリーグ1部(J1)から数えて7部に当たる東京都社会人サッカーリーグ1部(都1部)に所属。レギュラーシーズン16試合を7勝3分け6敗で終え、18クラブ中7位という結果だった。

 クラブを運営するPLAYNEWの小泉翔社長は「引き分けや1点差での敗北など、接戦をものにできなかった」と今季を振り返りつつ、クラブとして初めて渋谷区内で開催したホームゲームには300人以上が来場したことや、パートナー・スポンサーが160社を超えたことなどに触れ「着実にクラブとして前に進んでいる」と話した。

 選手として契約を更新しつつ兼任として監督に就任する阿部選手は1983(昭和58)年神奈川県生まれ。ポジションはディフェンダー。サッカーの強豪校としてしられる市立船橋高校、筑波大学卒業後、名古屋グランパスやヴァンフォーレ甲府などJ1・J2のクラブでもプレー(通算355試合出場)し、優勝も経験。2008(平成20)年にはJリーグ優秀選手に選出されたほか、代表候補合宿に参加。翌年には日本代表に選出されるも試合出場機会を得られず。渋谷シティFCには、には2019年に入団した(当時は東京シティF.C.)。

 「今まで経験したことのない新たな挑戦だが、心はワクワクしている」と言い、「今季、目標に掲げてかなわなかった『昇格』を来シーズンは果たすことと、SHIBUYA CITY FCらしさをピッチや、僕らのホームタウン『渋谷』で存分に表現できる環境をつくっていきたい」と意欲を見せる。

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