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NPO法人グリーンバード、ゴミ拾い時に使う袋を米由来に変更へ

ゴミ拾い活動で採用する米由来のバイオマプラスチック「ライスレジン」製の袋

ゴミ拾い活動で採用する米由来のバイオマプラスチック「ライスレジン」製の袋

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 全国各地でゴミ拾い活動に取り組むNPO法人「グリーンバード」が9月から順次、米由来のバイオマプラスチック「ライスレジン」製のゴミ袋を使う。

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 2002(平成14)年の団体設立以来、ゴミ拾い活動でプラスチック製のビニール袋を使ってきたグリーンバード。近年海洋プラスチック問題が深刻となるなか、ゴミ拾いの際に使う用具も環境に配慮するため、「ライスレジン」製のゴミ袋を使うことを決めたという。

 「ライスレジン」は、イオマスレジンホールディングス(千代田区)が開発する素材で、食用に適さない古米や米菓メーカーなどで発生する粉砕米など、資料としても処理されず廃棄される米をアップサイクルしている。

 製作したゴミ袋は、米の含有量(バイオマス率)は25%。袋にはグリーンバードのロゴなどをプリントする。原罪、各地で活動する約70チームで順次切り替えを行っている。

 同NPOの福田圭祐理事長は「ラグビーW杯でのゴミ袋配布で、海外サポーターから『何故ゴミを配るのか?』とプラスチック製であることを真っ向から批判され、何も言い返す言葉が見つからず…。1年後、紙袋へシフトを試みたが、嵩張るため保管が難しく、コスト面もクリアできず継続は断念。そこから1年後、日本由来のお米を使ったゴミ袋に辿り着きました。耐久性や費用面から今は25%配合が限界。0か100の話ではなく、出来る限りの範囲で、少しずつ環境負荷を軽減していきます」(原文ママ)とコメントしている。

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