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東京都写真美術館で「ポーランド映画祭」 キェシロフスキ監督や若手気鋭作品など

ヤン・コマサ監督「聖なる犯罪者」より

ヤン・コマサ監督「聖なる犯罪者」より

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 「ポーランド映画祭2020」が11月20日から、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内)で開催される。主催はポーランドの文化・国家遺産省傘下の国立文化機関アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートほか。

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 ポーランドのイエジー・スコリモフスキ監督が監修する同祭は、2012(平成24)年に始まり今年で9回目を迎える。今回はポーランド人初のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世生誕100周年を記念し、ドキュメンタリー「ヨハネ・パウロ2世あなたを探し続けて」(ヤロスワフ・シュミット監督)を上映するほか、ドキュメンタリーを中心に「アマチュア」でモスクワ国際映画祭金賞を受賞したクシシュトフ・キェシロフスキ監督の特集上映、若手の気鋭ヤン・コマサ監督の作品「聖なる犯罪者」を、プログラム「ポーリッシュ・シネマ・ナウ!」としてラインアップ。

キェシロフスキ監督の特集では、旧約聖書の十戒をモチーフに作られ世界の巨匠も影響を受けた名作「デカローグ」(HDリマスター版)を10話に分け上映。ドキュメンタリーでは、反骨精神あふれる作風で知られるマルツェル・ウォジンスキ監督の3作品も公開する。アンコール上映では、ポーランドのSF作家スタニフワム・レムが来年生誕100周年を迎えることを記念し、スタニフワムの謎に挑むドキュメンタリー伝記映画「ソラリスの著者」(ボリス・ランコシュ監督)を上映する。

 スコリモフスキ監督は「コロナ禍の中でギリギリまで開催すべきかどうか検討を重ねてきたが、このような状況だからこそ少しでもポーランド映画の持つ力を感じていただきたく開催を決定した」とコメントを寄せる。

 鑑賞料(当日)は、一般=1,500円、シニア=1,100円、大学・高校・中学・障害者手帳持参者=1,000円ほか。月曜休館。今月26日まで。

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