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代官山に「リンゴあめ」専門店 レストランでの限定販売経て初の単独店

提供するリンゴあめ「キャンディーアップル」

提供するリンゴあめ「キャンディーアップル」

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 イタリアンシェフが監修し、渋谷・桜丘町のレストラン「Buonappetito(ボナペティート)」で日曜限定で提供してきたリンゴあめ「Candy apple(キャンディーアップル)」が来年1月、代官山に初の単独店をオープンすることが分かった。

ココアをまぶしたリンゴあめも

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 渋谷駅から徒歩10分ほどのイタリアンレストランで、定休日となる日曜限定でオープンする「リンゴあめ専門店」に足を運ぶのは、遠方からの客も含め多いときで80人ほど。目当てのリンゴあめは、素材のリンゴや砂糖をはじめ、温度や湿度などの調理法も研究し、パリパリとした食感や程よい甘さなどにこだわったという。

 経営するのは広告代理店「101」(神奈川県横浜市)。キャンディーアップル事業を取り仕切る西野好砂さんは「昔からお祭りの屋台で出されるリンゴあめは、あめがベタベタとしていたり、リンゴがおいしくなかったりして進化が無いと不思議に思っていた。原宿などで『イチゴあめ』がはやっていると聞いて可能性も感じた」と、発案後すぐに義弟でレストラン・ボナペティートを営むオーナーシェフの加藤達英さんに相談。

 おいしいリンゴを求めて青森まで出向き、リンゴ販売を手掛ける「キタエアップル」のリンゴが「最適だと思った」と話す。「あめをコーティングしたときに、リンゴの大きさであめとのちょうどいい割合に差が出る」と、サイズにもこだわり、スーパーなどで出回るリンゴより一回り小さい直径7~8センチの「ふじ」に決めた。味は毎日、酸味や甘み、歯応えもリンゴあめに合わせ選び、季節によっても変えていくという。

 店で提供する主力の「キャンディーアップル」(600円、税別)は、スイーツのように白い皿にのせ、ピンク色のストロベリーシュガーで浮かび上がらせたロゴを添えて提供。真っ赤なリンゴが写真映えするなどで支持を集めている。ほかに、表面にそれぞれシナモン、ココア、抹茶パウダーをまぶしたアレンジ版も用意。ココアの濃厚さや抹茶の緑色などで、味や見た目の変化も楽しめるよう工夫する。

 現在は百貨店での催事や長野県内のカフェなどでも販売。日曜限定で開く店も来店客が増えたことから、初の単独店として代官山に出店することになった。場所は、商業施設やアパレル店舗などが並ぶ八幡通り沿い。通りの中でも並木橋寄りの路面に店を構え、イートインも設ける。リンゴあめのメニューも増やす予定だ。

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