食べる

ペッパーが「相席」し、ナオが踊るカフェ「ペッパーパーラー」 東急プラザ渋谷に

ヒューマノイドロボット「Pepper」が出迎える

ヒューマノイドロボット「Pepper」が出迎える

  •  
  •  

 ヒューマノイドロボット「Pepper(ペッパー)」などのロボットを導入するカフェラウンジ「Pepper PARLOR(ペッパーパーラー)」(TEL 03-5422-3988)が、12月5日に開業する「東急プラザ渋谷」(渋谷区道玄坂1)5階にオープンする。経営はソフトバンクロボティクス(港区)、運営はソルト・コンソーシアム(港区)。

注文を取る「受付ペッパー」

 ソフトバンクロボティクスが初めて手掛けるカフェとなる同店。同社が目指す「人とロボットの共生」を体験できる空間として、ロボットが人と一緒に働き、エンターテインメントの提供を図る。東急プラザ渋谷のブランディングも手掛ける柴田陽子さんがプロデュースする。40代以上を中心とした「成熟した大人」をコアターゲットにした同館で、「お客さまが見たことのないもの」「未来の想像が広がるカフェを作りたい」と、2年ほど前に柴田さんがソフトバンクロボティクスに持ち掛けたという。

[広告]

 同社の取締役で「ペッパーパーラー」プロジェクトの責任者である蓮実一隆さんは、オープンを目前に控え「やっとここまでたどり着いた」と安どの表情を浮かべる。同店出店の目的として「中心にあるのはデータと経験」と言い、「僕たちのお客さまはロボットを使う方。課題などは人から聞くのではなく、自分たちが経営して集めてこそ」と見解を示す。加えて、東京オリンピック・パラリンピックを含め「渋谷という街が、今後かつてないくらい沸騰する。その真ん中にいることが大事で、あらゆる国・年齢の方と触れ合って得る全てのデータ・声が財産になる」と期待を込める。2014(平成26)年のペッパー誕生から5年となるが、「どこかで集大成、今ペッパーができることをきちんとお見せしたいという気持ちがあった」とも。

 出店するのは、新生「東急プラザ渋谷」の新しいチャレンジの場に位置付ける5階で、同店はフロア中心に位置する。店舗面積は420平方メートル、席数は162席。内装は施設の商環境デザインと同じく森田恭通さんが担当し、木や石、金属などの自然素材を使って仕上げた。通りに面した土壁は左官職人・久住有生さんが、照明の傘など緑の装飾は緑を使った作品を手掛けるアーティスト尾藤祐子さんがそれぞれ担当する。店内には、モーブピンクやパープル、ブルー、グレーなどのファブリックを使うオリジナル家具を配置する。

 店頭では、5台のペッパーが来店客を出迎え、注文を受け付ける(キャッシュレス決済時のみ)。手元のタブレットの操作に合わせて、ペッパーが「何名さまですか」などと話し掛けサポートする。ペッパーが来店客の年齢や性別、表情を分析して、その人に合わせたワッフルを薦める機能も用意する。店内(オープン時は4席)には「相席ペッパー」を設置し、話し掛けると応えたり、占いやミニゲームで遊べたりする。

 ヒューマノイドロボット「NAO(ナオ)」(4台)は15分ごとに時報代わりのダンスを、毎正時には世界のさまざまな国をイメージしたダンスをそれぞれ披露し、AI(人工知能)清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」は営業終了後に床を掃除する。他の種類のロボットも今後導入していく予定。

 グリル料理を提供する「THE BURN」(北青山1)料理長の米澤文雄さん(ソルト・コンソーシアム)が監修するメニューは、「世界を旅するグルメ&スイーツワッフル」をテーマにしたワッフルを主力にする。ワッフルは、白玉や粒あん、ラズベリーなどをトッピングする「白玉とラズベリーの粒あんバター」(1,480円、日本)などのスイーツ系5種類、フォアグラのムースと自家製グラノーラをトッピングする「フランス産フォアグラのシルキームース自家製グラノーラ添え」(1,820円、フランス)などのグルメ系8種類を用意。このほか、シーザーサラダ、ひよこ豆のフムスとピタパン(以上680円)などのサイドメニュー、ビール(800円~)、ビーガン対応となる甘酒と抹茶のシェイク(880円)などのドリンクもラインアップする。客単価は、ランチ=1,500円ほど、ディナー=3,500円ほどを見込む。

 コーヒースタンド「The Premium Coffee」も併設し、ミカフェート(港区)のコーヒー豆を使い、「コーヒークリエーター」の中川亮太さんがシーズンごとにコーヒーを作るという。コーヒーを入れるマシンには、NASAのロボットエンジニアとロボット技術者が共同開発した「Poursteady(ポアステディ)」を採用し、注ぎや蒸らしなどは中川さんが行っている時間をプログラミング化する。

 店舗では、イラストレーター松本セイジさんが描き下ろしたペッパーのイラストを使ったTシャツ(3,600円)など「ビームス創造研究所」とコラボレーションしたオリジナルグッズや、富ヶ谷のショコラティエ「ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ」とコラボレーションするチョコレート(900円、価格は全て税別)などを販売する。

 営業時間は10時~21時。

  • はてなブックマークに追加
超!シブヤ経済新聞
SmartNews Awards 2019