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高さ230メートルの屋外展望施設「渋谷スカイ」開業へ 360度パノラマビュー

屋上の展望空間

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 渋谷駅直上に11月1日にオープンする超高層複合施設「渋谷スクランブルスクエア」東棟の屋上に、展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」が開設される。

46階からエスカレーターで屋上へ

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 14階・45階~屋上階にわたる渋谷スカイ。14階にチケットカウンターを設け、直通エレベーターで45階・46階とをつなぐ。エリア最高峰となる高さ約230メートルの屋上には約2500平方メートルの屋外展望空間を設けるほか、46階(約3000平方メートル)もガラス張りで屋内展望施設に。46階~屋上階にかけては外に出てエスカレーターと階段で上れるようにする。スタッフのユニホームは公募美術展「MAF展」で内閣総理大臣賞を受賞するなどしているデザイナー天津憂さんが手掛けた。

 同所では、クリエーティブ集団ライゾマティクス(渋谷区東2)のデザイン部門が演出を担当。14階のエレベーターホールでは天井にLEDを設置し、人の動きに合わせ動くインタラクティブな演出を行う。エレベーター内は速度や重力に合わせ天面映像と立体音響を流す。45階と46階をつなぐエスカレーターは光で「トンネルから外へ出た時」のような演出を行う。

 屋上は360度のパノラマビューで、渋谷の街並みだけでなく、富士山や東京スカイツリーなども一望できる。渋谷駅前スクランブル交差点など西側を望む一角は床にLEDを配し、ガラス壁を他面より低くし開放感を感じられるようになっている。中央には緊急発着用のヘリポートも整備し、来場客はヘリポート周辺の階段や渋谷ヒカリエ側に設置するソファなどに座ることができる。空を見上げるように寝そべるハンモックも用意。日没後は18基のサーチライトと音楽による演出を30分ごとに行う。

 45階・46階には土産ショップ「SHIBUYA SKY SOUVENIOR SHOP」を展開。渋谷の街並みをデザインしたキャニスター缶入りのチョコクランチ(1,320円)をはじめとしたオリジナル商品、コロンバンとコラボした「SHIBUYA」の文字入りのサブレ缶「フールセック」(1,430円)などの限定商品をそろえる。店内は「渋谷」「東京」「日本」をテーマに商品をセレクトし、ハチ公銅像型のミルクチョコレート(1,320円)など渋谷区観光協会の商品、SHIBUYA109を展開するSHIBUYA109エンターテイメントの商品、区公認のパブリックデータ「シブヤフォント」を採用した商品なども扱う。

 46階では、4K70インチディスプレー10台に時の流れをイメージした映像を流し、来場者が棒状のタッチスティックに「触れる」ことで映像が変化する装置や、約30メートルのLEDディスプレーに渋谷エリアのデータをビジュアライズした映像を流し渋谷の「今」を表現する回廊などギャラリーを展開。渋谷スカイから落ちているような合成写真が撮れるサービス(1枚1,500円)も用意する。

 同階ではトランジットジェネラルオフィス(港区北青山3)がプロデュース・運営を手掛けるミュージックバー「Paradise Lounge」(席数20席)が営業。全長15メートルのカウンターはDJブースが一体となっており、流れる音楽セレクトなどは田中知之さん(FPM)が監修する。インテリアは、英デザイナーのトム・ディクソンさん率いるデザインリサーチスタジオが担当。ユニホームは「ビームス」が担当し、ボウリングシャツをボウタイ、バンダナ、サスペンダーなどのベーシックなアイテムと組み合わせる。

 料理は外苑前の日本料理店「傳」の店主・長谷川在佑さんが監修。「フライ」をテーマに自家製のバターロールに粗びきソーセージを挟むホットドッグ(600円)、ポテトサラダ(500円)などをラインアップ。ドリンクは、オリジナルカクテル(1,200円)や国産ウイスキー、コーヒーなどをそろえる。

 営業時間は9時~23時(最終入場22時、12月31日は17時まで(最終入場16時))。当日券は、大人=2,000円、中高生=1,600円、小学生=1,000円、3~5歳=600円、2歳まで=無料(11月はサイトからの申し込みのみの完全予約制)。

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