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3年目の「渋谷盆踊り」準備着々 路上の櫓、2段組みにスケールアップも

「渋谷盆踊り」企画サブリーダーの大西陽介さん(左)と企画リーダーの長谷川賀寿夫さん

「渋谷盆踊り」企画サブリーダーの大西陽介さん(左)と企画リーダーの長谷川賀寿夫さん

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 渋谷駅前スクランブル交差点西側の道路に櫓(やぐら)が組まれ、地元住民や来街者らが踊って楽しむ「渋谷盆踊り」の準備が今年も、着々と進められている。

浮世絵師・石川真澄さんが描いたポスター(昨年)

 渋谷に暮らす人と来街者が「触れ合うことのできる場」をつくろうと、渋谷道玄坂商店街振興組合主導の下、2017(平成29)年に初開催された通称「しぶぼん」こと渋谷盆踊り。今年は8月4日、SHIBUYA109(渋谷区道玄坂2)周辺の文化村通り・道玄坂の一部を夕方から歩行者天国(車両通行禁止)にし、盆踊りをはじめステージや縁日などを繰り広げる。

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 主催する渋谷道玄坂商店街振興組合の中でイベントを取り仕切るのは、若手世代でつくる「青年会」のメンバーだ。「前々から渋谷の街中で盆踊りをしたいという意向は組合の中でもあった」(同会副会長・渋谷盆踊り企画リーダーの長谷川賀寿夫さん)といい、理事長から「指名」を受け初開催にこぎ着けてから3年。「前例が無かった夜の交通規制など、まちの理解を得ることなどに時間を掛けた」初開催時に対し、今年は櫓を大掛かりなものにスケールアップするなど、新たな試みにも挑戦する。

 例年通り、SHIBUYA109前の交差点に櫓を特設し、109エントランスのイベントスペースにも太鼓台を配置。ちょうちん装飾(面つり)や縁日コーナー、4店が出店するキッチンカーなどが祭りを盛り上げる。メインの櫓は、これまで1段だったものが2段組となり、「交通規制もある中、1時間半で全てを組み上げる。2段になることで昨年までと違い、かなり迫力が出ると思う」と同副リーダーの大西陽介さん。

 力を入れてきたポスターのビジュアルは今年も、六代目歌川豊国に師事した経歴を持つ画家・絵師の石川真澄さんが担当する。浮世絵として描かれた浴衣姿のハチ公は、街中に流れる盆踊りの調べに「たまらなくなり」、忠犬ハチ公像として立っている場所を離れ、盆踊りへと向かう描写がユニークな一枚。画面にアクセントを加える伝統的手法「コマ絵」の手法も取り入れている。

 ポスターと同じビジュアルは、渋谷区公認スーベニア事業の取り組みとして区の外郭団体「渋谷未来デザイン」と大日本印刷が手掛ける「SHIBUKURO(シブクロ=渋谷の袋)」プロジェクトのトートバッグ(2,500円、税別)としても売り出す予定だ。

 長谷川さんは「初回から、地元の婦人部や渋谷区婦人団体連合会(婦団連)の皆さんに踊りの中心になっていただき、来街者の若い方と手を取り合って踊るなど、温かい場がつくれた」と過去2回を振り返り、「地域の人の顔が見えることで、ハロウィーンなどでついた『渋谷の夜は怖い』というイメージを払拭(ふっしょく)したい。良い雰囲気を演出できたら」と意気込みを見せる。

 盆踊り使用曲は、「渋谷音頭」「オリンピック渋谷音頭」「大東京音頭」「東京音頭」「炭坑節」「河内おとこ節」「夢見る渋谷 YOU MAKE SHIBUYA音頭」「東京五輪音頭-2020」を予定。

 開催時間は18時~21時30分(交通規制は16時30分~22時30分)。

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