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今秋開業「渋谷パルコ」にギャラリー「ロケット」新スペース 食文化発信

秋の開業に向け建設が進む「渋谷パルコ」外観(2019年5月撮影)

秋の開業に向け建設が進む「渋谷パルコ」外観(2019年5月撮影)

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 今秋、営業を再開する「渋谷パルコ」(渋谷区宇田川町)に、ギャラリー「ROCKET(ロケット)」が手掛ける食のポップアップギャラリー「COMINGSOON(カミングスーン)」がオープンすることが明らかになった。

新生「渋谷パルコ」完成イメージ

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 複合商業施設「表参道ヒルズ」が立つ場所にあった旧「同潤会青山アパート」の一室で1996(平成8)年に始まった同ギャラリーは、アートディレクター藤本やすしさん率いるデザイン事務所「キャップ」(港区南青山3)が経営。同アパート解体に伴い周辺エリアで数回移転し、2008(平成20)年から2016(平成28)年まで神宮前エリアの一軒家で営業。20周年を機に表参道ヒルズに「帰還」し、同潤館3階に「表参道ROCKET」を開いた。

 移転の度にコンセプトを変えてきた中でも、原宿の一軒家では「食とアート」を結ぶスペースを運営。そこからケータリング事業「CATERING ROCKET」も始めた。3年に及ぶ建て替えを経て今秋オープンする「新生」渋谷パルコでも、フードカルチャーを発信。インターネットやデジタル技術が生活に溶け込む中、「場所性と時間性を伴う文化」として食に着目し、「これまでの経験を生かし、新たに『食とカルチャー・モード・アート』に特化した新スペース」を立ち上げる。

 ギャラリースペースとミニキッチンを併設し、飲食をはじめ、ファッションやアート、音楽などさまざまな分野で活躍するクリエーターや、企業・メディアなどが「食」をキーワードに発表する場とし、「新感覚で面白い食体験」を企画するという。

 渋谷パルコ内のテナントはこれまでに、任天堂の国内初となる直営オフィシャルショップ「Nintendo TOKYO(ニンテンドートウキョウ)」がオープンすることが今年2月、入居テナントの中で初めて明らかになったほか、4月にはウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営する「ほぼ日」(北青山2)が2店舗を同時オープンすると発表している。

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