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サンロッカーズ渋谷、渋谷区長を表敬訪問 シーズン終了を報告 

(左から)ベンドラメ礼生選手、長谷部健渋谷区長、満原優樹選手

(左から)ベンドラメ礼生選手、長谷部健渋谷区長、満原優樹選手

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 Bリーグ2018-19シーズンを終えたサンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が5月9日、長谷部健渋谷区長を表敬訪問した。

和やかな雰囲気で行われた

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 今季を27勝33敗、東地区4位で終え、2季連続でチャンピオンシップ(CS)進出を逃したSR渋谷。序盤は苦労したという集客だったが、3月の強化企画「SHIBUYA SHOOTOUT」以降、満席に近い状況が続き、平均入場客数は2507人と昨年とほぼ同じ結果になったという。国学院大学(渋谷区東4)の体育館を練習に使っているユースチームは、出場した大会で優勝するなど好成績を収め、U12=16人、U15=28人で2季目もスタートしたことも報告した。

 今季新たな試みとして着用した、区の花「ハナショウブ」の紫色をベースに区の紋章をプリントするなどしたサードユニホームについては、長谷部区長も「格好良かった」と評し、ベンドラメ礼生選手も「評判良かった」と手応えをうかがわせた。3月には、マスコット・サンディーが渋谷区の特別住民票を取得。選手らに渋谷区民がいないことから、長谷部区長が「いつでも住んでいいですよ?」と選手に声を掛けると、ベンドラメ選手は「検討中です」と答え笑いを誘った。

 満原優樹選手は、盆踊りなど区内の夏祭りに参加したり子どもたちと触れ合ったりイベントにも参加した。「文句を言いながらやるが、正直楽しかった」と笑顔を見せ、「渋谷で盆踊りをしているとか、子どもたちがいるイメージはあまりなかったが、渋谷のことをよく知れたしすごくいい機会だった」と振り返る。「街中で声を掛けられることが多くなった」というベンドラメ選手は「サンロッカーガールズ(=チア)がすごく頑張ってくれているけれど、選手が見たいと思うので、機会があれば積極的に参加したい」とも。

 「お疲れさまでした」と労った長谷部区長は「いろいろなところに顔を出してくれて、街になじみ始めているし、地元の人たちが少しずつ知って応援してくれている感じがある。努力のおかげ」と感謝を伝え、今季序盤で連敗を喫したことから「来シーズンこそはスタートダッシュしてほしい。僕らもできる限り応援します、頑張って」と激励した。

 フォーマルな場に戸惑いを見せつつ「もうちょっとしゃべりたかった」と初の区長訪問を振り返ったベンドラメ選手。最終戦後は「汗を一滴もかかないくらいゴロゴロしていた」と言う。チームの練習やリーグ戦だけでなく代表の練習もあり「バスケ尽くしだった」今季。2度の代表選考落ちやチームが勝利できない状況に「バスケに対して気持ちがいっぱいいっぱいで嫌いになりそうな時期もあったので、一度離れてひたすら休もうとボールも触らず」過ごしていた。

 2月には、日本代表に初選出されワールドカップアジア予選・カタール戦に出場を果たしたが、「出場できたのは誇らしくありがたいが、試合(の勝敗)が決まった残り5分まで出られなかったのが現状。悔しさがモチベーションになった」と振り返る。一方で「(名字が)横文字でよかった。皆一度はかむので、復唱してくれると思うので名前は広まったのでは」とも。

 これから代表の合宿も控えていることもあり、今月末からトレーニングを始める予定。8月のワールドカップや来年に迫った東京五輪に向け「どの選手も今年の代表活動に一番メンバー入りしたいと思っている。負けないようにするにはミスを少なくしないといけない」と課題を挙げる。「アグレッシブにリングにアタックして点を取るのが持ち味だが、それをすれば相手も警戒するし手も出てくる。ディフェンスが寄った瞬間を見極めて判断していかないといけない」と分析した。

 満原選手は今季、キャプテンを務めたが「大変だった」と吐露。「キャプテンとして何ができたかを考えた時に、はっきり言えない」と悔やむが、「キャプテンには我慢が絶対必要だと思っていて、今年は一番我慢したのでは。シーズン前に引き受けると決めた以上やり通そうと思っていたので、そこができたのはよかった」と振り返る。

 SR渋谷の生え抜きとして7年プレーしてきたが、今季で契約満了を発表している。「選手である以上、試合に出るのが一番幸せ。それを求めて移籍するのは当たり前のことなので、移籍することは常に考えてきた」と言う。「友達から連絡をもらったりSNSでメッセージをもらったりしたが、僕自身が一番何とも思っていない」と晴れ晴れとした表情を浮かべつつ、「サンロッカーズから移籍すると活躍するジンクスがあるので頑張りたい」と意気込む。

 来季のSR渋谷には「ルーキーからいる礼生や(杉浦)佑成をしっかり生かせる場を作ってほしい」と期待を込め、「チームをでかくするという意味で、渋谷は一番チャンスがある街だと思うので、今後が楽しみ」と話した。

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