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アルバルク東京、100点ゲームで秋田を圧倒 最年少2人がそろってヒーローに

17得点アシスト7本をマークした齋藤拓実選手(中央手前)

17得点アシスト7本をマークした齋藤拓実選手(中央手前)

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 アルバルク東京(以下、A東京)が11月7日、アリーナ立川立飛で秋田ノーザンハピネッツ(同、秋田)と戦った。

そろってヒーローに選ばれた齋藤選手と馬場選手

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 100点ゲームでA東京が勝利を収めたこの日、ヒーローインタビューに選ばれたのはチーム最年少の齋藤拓実選手と馬場雄大選手の2人だった。

 小島元基選手が出場できない中、プレータイムを伸ばしている齋藤選手。この日は途中出場した第1クオーター(Q)からスピードを生かして速攻を仕掛けるなど、積極的にリングにアタック。最終Qには3ポイント(P)シュートも決めるなど両チーム最多となる17得点を挙げた。齋藤選手は「少しずつ試合に出るようになり、こんなに早く(ヒーローに)選ばれるとは思っていなかった。得点もアシストもあそこまで伸びているとは実感していなかったので、数字を聞いてびっくりした」と喜びを表現。この日は得点に加えアシスト7本と躍動。「秋田はオーバーヘルプしてくるイメージ。ディフェンスに対してアジャストできた」と手応えをうかがわせた。

 試合は、先制得点を挙げた安藤誓哉選手が流れを作った第1クオーター(Q)。交代で出場した齋藤拓実選手もリバウンドからの速攻を仕掛けたりスチール(ボールを奪うプレー)からファウルを誘ったりアグレッシブにプレーし、28対8とリードを奪うことに成功。第2Qには秋田に連続得点を許す場面も見られたが、齋藤選手のスチールから「狙っていった」という馬場選手がブザービーターとなるダンクを決め、場内を沸かせた。

 後半は田中大貴選手が積極的にドライブ(ドリブルでゴールに攻め込むプレー)を仕掛けファウルを誘い、フリースローで確実に加点。ブロックショット(シュートブロック)を見せたジャワッド・ウィリアムズ選手は3Pも決めるなど同Qで5点を挙げた。リードを広げ迎えた最終Qは、エース田中選手を温存しながらも、23点を挙げ100対55で勝利を収めた。

 3連敗で迎えたA東京。ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは「本当に今日の勝は大きな一勝。最後まで危機感を持ち、選手全員が高いパフォーマンス精度で戦ってくれた」と振り返った。

 馬場選手はこの日が23歳の誕生日だった。チームメートから誕生日プレゼントはもらっていないというが、「ご飯に連れて行ってもらい、デザートで祝ってもらった。この一週間が充実しているというか、あらためて先輩方に恵まれていると感じた」と笑顔を見せた。昨シーズン新人賞に選ばれた馬場選手は「(今期は)個人タイトル。結果を残せば取れると思っているのでベスト5も狙っている」と抱負を語った。

 ヒーローに選ばれたことに「誕生日もそうだが、(同期の齋藤選手が)苦労している姿も頑張っているところも見ているので一緒に並べてうれしい」と喜び、齋藤選手も「最初に同期と一緒に(ヒーローインタビューに)立てたのはすごくうれしかった」とも。

 A東京は11月10日・11日に川崎ブレイブサンダースと、同16日・17日に琉球ゴールデンキングスとアウェーで戦った後、同24日・25日にホームで京都ハンナリーズと戦う。

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