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恵比寿にカリフォルニアイタリアン「Salt Water」 ミシュラン星獲得シェフ監修

「東京にレストランを出店することが夢だった」というデイビッド・マイヤーズさん

「東京にレストランを出店することが夢だった」というデイビッド・マイヤーズさん

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 恵比寿ガーデンプレイス内の商業施設「GLASS SQUARE」(渋谷区恵比寿4)地下1階に6月25日、米シェフのデイビッド・マイヤーズさんが監修するカルフォルニアイタリアン「Salt Water by David Myers」(TEL 03- 5422-9025)がオープンする。経営は飲食店経営を手掛けるシナジー(千代田区)。

店舗ファサード

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 マイヤーズさんは、ミシュランガイドで星1つを獲得した「sona」(現在は閉店)などのレストランを手掛けているほか、日本では2010年に銀座三越内にオープンした「デイビット・マイヤーズ カフェ」を監修。マイヤーズさんとシナジーの物部和也社長は5~6年前に共通の知人を通じて出会い、当時から「一緒にやりたい」と話をしていたが、具体的に同店の話が進んだのは3~4年前だという。店名は、マイヤーズさんが海岸沿いに住んでいることと海に囲まれた日本に共通する「海水」と、主力のパスタは「水と塩分濃度が大切」あることから「Salt Water(塩水)」と名付けた。

 店舗面積は63.72坪。席数はテーブル席やカウンター席、ソファ席など100席。シーンに合わせて利用できるようさまざまなエリアを用意しており、エントランス近くは自宅のリビングをイメージした150年以上前の8人掛けテーブル席、中央エリアは異なる椅子を配置したテーブル席が並ぶ。オープンキッチンの周りは人工大理石のカウンターを設置。奥には天井や床に木材をあしらったソファ席や個室になる一角もある。フロアの通路に面しているバーカウンターは、店外からもドリンクを注文できるようにした。

 マイヤーズさん自らが選んだ東京近郊の野菜や北海道の海鮮など国産の食材を使う同店。シンプルに仕上げることで「食材の持つ力強さを引き出している」という。メニューは、イカ墨を練りこんだパスタに北海道産のウニやイカ、トマトをトッピングする「イカスミのスパゲッティ」、トーストの上にバジルペーストを塗りほぐしたカニの身をのせた「クラブトースト」(以上2,808円)、モチモチした食感が特長的なパスタ「カラマリータ リーシャ タイニートマト」(1,490円、いずれも価格は予価)など。カクテルを飲んでから食事をする「ライフスタイルも一緒に提案したい」という思いから、カクテルも多くそろえる。客単価はディナーで5,000円~6,000円を見込む。

 「東京は世界で一番好き」というマイヤーズさんは、かねて「東京でレストランをオープンすることが夢だった」という。日本は「和食だけでなく、イタリアンやフレンチなどもワールドクラス」と称し、「恵比寿は食のメッカ。その街にオープンできるのは感慨深いものがある」と話す。毎月変えるというオリジナルミックスのBGMやハンドメードエプロンやベースボールTシャツなど細部にもこだわっているため、「料理だけでなく当店の全ての体験を楽しんでほしい」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~23時。

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