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渋谷で「にっぽんの梅干し展」-若手クリエーティブユニットが企画

BambooCutの(左から)切替瑶太さんと竹内順平さん

BambooCutの(左から)切替瑶太さんと竹内順平さん

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 渋谷・公園通りの西武渋谷店モヴィーダ館(渋谷区宇田川町)「LOFT&」7階の多目的空間「LOFT Forum」で7月15日、「にっぽんの梅干し展」が始まった。主催は大学以来の友人同士である竹内順平さんと切替瑶太さんが今年4月に結成したクリエーティブユニット「BambooCut」。

水槽で展示する「ウメボシイソギンチャク」

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 竹内さんが偶然梅干しを目にした際、「梅干しについてよく知らないことに気が付いた」ことをきっかけに立ち上がった同企画。竹内さん自身の世代から祖父母の世代までを比べた時に、「作るものから買うものに変わっていること」などに面白みを感じだという。

 オリジナルで作った梅干しの歌「梅干し讃(さん)歌」がBGMで流れる場内では、梅干しの歴史や梅の収穫や漬け方など梅干しができるまでの工程や効能などをパネルで紹介。併せて、竹内さんと切替さんが漬けている梅干しや、知人や企業などの協力で集めた梅干し100種のほか、2000年に「梅種飛ばし選手権」高松大会・男性の部で16メートル63センチを飛ばし優勝した経験を持つ漫画家・和田ラヂヲさんのイラスト、写真家・浅田政志さんが日常に潜む「梅に似たもの」を撮り下ろした写真24点、昨年の「東京ミッドタウンアワード」で賞を受賞した消しゴム「梅消し」、「ウメボシイソギンチャク」などを展示。藤子・F・不二雄の「ウメ星デンカ」を立ち読みできる一角には、同作の複製原画もディスプレーする。

 料理家・山田英季(ひですえ)さんが考案した梅料理のレシピは場内のパネルで紹介するほか、同館2階の「Cafe & Meal MUJI」で限定メニューとして提供する。メニューは「梅プレート」(1日20食限定、1,300円)、「梅ジンジャースカッシュ」(400円)。

 会場では、和田さんが描き下ろした梅干しをモチーフにしたイラストをプリントしたTシャツ(3,240円)をはじめ、レターセット(648円)、よだれかけ(3,240円)などのオリジナルグッズ、各地の梅干し、梅ジュースなどを販売する。

 竹内さんは「僕たち自身、楽しいと思えたからできた。梅干しに突き動かされた人たちでつくり上げた展覧会。味や効能だけでなく、言葉にならない何かを感じていただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~21時。入場無料。今月22日まで。

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