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「東急プラザ 表参道原宿」4月18日開業へ-27テナント発表

会見に登壇した東急不動産金指潔社長(写真中央)、建築家の中村拓志さん(右から2番目)ら

会見に登壇した東急不動産金指潔社長(写真中央)、建築家の中村拓志さん(右から2番目)ら

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 表参道と明治通りが交わる神宮前交差点角に建設中の商業施設「東急プラザ 表参道原宿」(渋谷区神宮前4)の開業日が4月18日に決定した。

屋上「おもはらの森」をはじめ随所に「緑豊かな環境」を取り込む

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 東急不動産(道玄坂1)が手掛ける同施設。場所は、1960~70年代にかけカメラマンやデザイナーらクリエーターが事務所を構えていたことでも知られる「原宿セントラルアパート」、「GAP」などが出店していた商業施設「t’s harajuku」跡。地下2階~7階で、延べ床面積は1万1855平方メートル。総事業費は約600億円。

 デザイン・設計は建築家の中村拓志さん(NAP建築設計事務所社長)が手掛けた。交差点中央に位置するエントランスホールは万華鏡をイメージしたほか、表参道のケヤキ並木など緑の多いエリア特性を生かし施設の随所に「緑豊かな環境」を取り込む。屋上にはケヤキなどの樹木を配したパブリックな憩いの広場「おもはらの森」を設けるほか、施設内に合わせて7つのテラスを用意する。建物中央部には吹き抜けを設け、各フロアに自然光を取り込み「明るく開放的な空間」を演出する。「おはらの森」には鳥の巣箱や水飲み場などを用意し生物多様性保全に取り組むほか、風力発電などの導入で消費電力の低減を図り、年間約220トンのCO2削減を行う。

 ターゲットは「高感度で自己編集が好きな人」で、コンセプトは「『ここでしか』『ここだから』をカタチに」。テナントの内訳は、ファッションアパレル=15店、ファッション雑貨=6店、ライフスタイル雑貨=4店、カフェ・飲食店=2店の計27店。地下2階=駐車場、地下1階~2階=路面旗艦店、3階・4階=レディスファッション、5階=ライフスタイルグッズ、6階=カフェ、7階=カジュアルダイニングで構成する。

 地下1階~2階のキーテナント3店舗は、「世界最大級」となるグローバル旗艦店としてアジア初上陸の米カジュアルブランド「Tommy Hilfiger(トミーヒルフィガー)」、1977年に創業したカジュアルブランド「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」の日本1号店となる旗艦店、「moussy」「SLY」などを展開するバロックジャパンリミテッド(目黒区)のグローバル旗艦店「The SHEL’TTER TOKYO(ザ・シェルター トーキョー)」。

 3階交差点に面したエントランスの上部には、旬のコト・モノを提案するポップアップスペース「OMOHARA STATION」を設け、人気ブランドの「初上陸」や「最旬」ブランドショップなどを展開。同所・表参道沿いにテラス席を備えたカフェを併設し、出店テナントとのコラボレーションカフェなども運営していく予定。同フロアにはマークスタイラー(広尾5)が手掛けるセレクトショップ「choosy chu(チュージューチュー)」旗艦店、レディスブランド「DURAS(デュラス)」、「DURAS ambient」のフルラインアップやインポートアイテムなどをそろえた新業態セレクトショップ「Rione Duras(リオーネ デュラス)」、1946年創業の米カジュアルシューズブランド「MINNETOKA(ミネトンカ)」の関東初直営店など6店が出店。

 4階(12店)には、下着メーカー、トリンプ・インターナショナル・ジャパン(中央区)がウェブ上で展開する顧客参加型プロジェクト「カワイイ!LABO」をリアルで初展開する「AMO’S STYLE by Triumph」、SHIBUYA109(道玄坂2)にも出店する人気ブランド「LIZ LISA」の姉ブランド「JugeETTA(ジュジュエッタ)」の旗艦店、モデル武藤静香さんがプロデュースするブランドで、ウェブ上のみで展開していた「Rady(レディー)」、ウェブショップ「HUMOR(ユーモア)」が「HUMOR SHOP by A-net」として、それぞれ初のリアル店舗を構える。4店舗が集積する5階には、東急ハンズ(道玄坂1)のライフスタイル雑貨ショップ「ハンズ ビー」の旗艦店、iPhone&iPadアクセサリー専門店「AppBank Store」がなど出店する。

 「おもはらの森」に面する6階には「スターバックス コーヒー」のコンセプトストアが出店し、店内で焼き上げるペストリーやサンドイッチプレートなどを提供する。席数は102席を予定。7階には「世界一の朝食」として知られるカジュアルダイニング「bills(ビルズ)」が都心初出店する。席数は122席を予定。

 東急不動産金指潔社長は「『東急プラザ』50周年を機に、次世代にふさわしいブランドにすべく、ロゴの刷新など再構築した新生『東急プラザ』旗艦店」と位置付け、「日本のファッションやカルチャーの世界に向けた情報発信拠点にしていく。(「東急プラザ 表参道原宿」オープンの)翌週にオープンする『渋谷ヒカリエ』を含め、(渋谷エリアの)バリューが上がることを望む」と期待を寄せた。

 営業時間は11時~21時(6階・7階は8時30分~23時)を予定。

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