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表参道でオノ・ヨーコさん個展「おぼえてて」-第二次世界大戦テーマに

広島で原爆にあった親族の写真を使った作品などを展示する

広島で原爆にあった親族の写真を使った作品などを展示する

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 表参道「ギャラリー360°」(港区南青山5、TEL 03-3406-5823)で現在、オノ・ヨーコさんの個展「I WANT YOU TO REMEMBER ME/おぼえてて」が開催されている。

 ジョン・レノンの妻で、前衛芸術家としても知られるオノさん。同展は第二次世界大戦をテーマに新作インスタレーションを発表する。作品に使われたのは広島で原爆にあった親族の写真。疎開先の神社の一角で撮影されたもので、3人の女性と5人の子どもたちが写っている。その中の一人の男の子は原爆で母を失い、その後、父の仕事で移住した別の地で赤痢にかかり亡くなったという。

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 展示写真は10点。作品は、写真を最大の印画紙サイズまで引き伸ばし黒縁の額に収め、個別のポートレートを作成・額装。その後、オノさんが自身の手で額のガラスを割った。この行為は、命が突然絶たれてしまう戦争の悲惨な事実を眼前に出現させ、再認識させる意味を持つ。

 自身も戦争を体験しているオノさん。昨年8月、美術の分野で人類の平和に最も貢献した作家に授与される「第8回ヒロシマ賞」を受賞後、広島と長崎への追悼の旅を行い第二次世界大戦の「凄惨(せいさん)な出来事」を再認識したという。戦後60年以上がたち徐々に戦争の記憶が消えつつあるが、戦争は「いったん始まってしまえば逃れようがなく、われわれの身の上に降りかかってくるものだ」ということを「おぼえてて」のタイトルに込めた。

 場内には写真のほか、「世界祈念」「希望」「愛々」「夢」などの字を記した書、壁面に書いた「人生即夢」も展示している。東日本大震災発生直後から激励のメッセージを発しているほか、被災地にも足を運んでいるオノさんは「大戦から見事に復興を果たしてきた日本人ならば、必ずやこの大災害も乗り越えることができる」と語っている。同展には「共に頑張りましょう」という励ましと応援のメッセージも込められている。

 営業時間は12時~19時。日曜・祝日休廊。入場無料。1月28日まで。場内では同展のポスター(1,000円、先着50部サイン入り2万円)などを販売している。

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