際コーポレーション、外苑前に新業態トラットリア-新進シェフ起用

白を基調にしたトラットリア(大衆食堂)風の店内。中央には料理にも使われるいのししの剥製も

白を基調にしたトラットリア(大衆食堂)風の店内。中央には料理にも使われるいのししの剥製も

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 飲食店経営・プロデュースなどを手がける際コーポレーション(目黒区)は11月23日、外苑前駅近くにイタリアンの新店「フィレンツェ・サンタマリア」(港区南青山4、TEL 03-5772-8085)をオープンした。

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 同店はイタリア・フィレンツェ帰りの若手シェフ、太田眞矢シェフの「顔が見える」トラットリア。同シェフは日本で経験を積んだ後、2000年にイタリアへ渡りフィレンツェのレストランで修行。店名はその際に務めたレストランのあった街「サンタマリア」から名付けた。

 際コーポレーションは今年に入り、3年前に開業した有楽町「スコルピオーネ スタツィオーネ」をリニューアルオープン、9月には神田に「カルネ・ カルネヴァーレ」を新規出店するなどイタリアン業態に注力。各店ともにシェフやスタイルで店舗ごとにコンセプトを変えている。

 新店舗「フィレンツェ・サンタマリア」は、駅から徒歩5分の外苑西通りに位置しながらも、「街場の小粋なレストラン」を思わせるアットホームな造り。約27坪の店内には40席を設け、内装はメーンカラーを白で統一。素朴なインテリアと中央に飾ったいのししの剥製(はくせい)でトスカカーナ地方らしさを出した。

 メニューは、肉料理をはじめ特産の野菜や豆などをふんだんに取り入れ、はっきりした味付けが特徴のフィレンツェ流の料理を、太田シェフの感性でアレンジ。「鶏、豚耳、豚足のコンフィトマトソース」(1,200円)は通常煮込むだけの具材を揚げることで独特の食感を出したほか、「やまゆり豚のティーボーンステーキ香草焼き」(2,800円)は牛肉を豚に代えアレンジを加えた。パスタは「猪のトスカーナトマト煮込みパスタ」(1,600円)など。

 シェフと同じくイタリア帰りのソムリエ、岡島直樹さんがセレクトする50種類以上のワインは、日替わりで異なるボトルも提供。価格は、グラス赤=1,200円〜、同白=1,000円〜。ドルチェは常時約5種類を用意する。想定客単価は、ランチ=1000円、ディナー=4,500円。

 太田シェフは「イタリアでは本格的なレストランでも修行を積んだが、自分ではあまり大げさではない親しみやすいレストランが好き。さまざまな肉の部位や旬の食材を取り入れた料理も楽しんでほしい」と話している。

 営業時間は、ランチ=11時30分〜14時30分、ディナー=18時〜22時。

際コーポ、南青山に新業態シャンパンバー・レストラン(シブヤ経済新聞)際コーポレーション

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