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南青山に中華料理店「ジェイド ダイニング」-ジローが新業態

茶色と白を基調に、店名のサインなど一部に緑を取り入れた店内

茶色と白を基調に、店名のサインなど一部に緑を取り入れた店内

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 表参道駅近くに9月21日、中華料理店「中国名菜 Jade Dining(ジェイド ダイニング)」(港区南青山1、TEL 03-6805-0620)がオープンする。経営は小田急グループのジローレストランシステム(渋谷区渋谷2)。

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 1973(昭和48)年の創業以来、イタリアンを中心に51ブランド約110店舗のレストランを展開する同社。「外食業界が厳しい中、他の業態への進出も必須」と考えた同社が初めて出店する中華料理店となる。中華料理はマーケットで認知されていることなどから「先を見込めるのでは」と判断。社内では4年ほど前から中華料理に関する講習も行っており、イタリアンに次ぐ「新たな柱」を目指す。

 中国では古くから「玉(ぎょく)」と呼ばれ、「価値のある宝石」とされてきた「ヒスイ=Jade」をブランド名に据えた。「中華料理をワインと共にカジュアルに楽しむ」(同社営業推進部長の長南洋史さん)をコンセプトに、近隣に勤務する30~40代の女性をメーンターゲットに、週末には近隣住民の来客も見込む。店舗面積は50.71坪で、席数は66席を用意。茶色と白を基調にした店内は、木材を使ったテーブルと椅子を配し、「カジュアルな雰囲気」を演出。ファサードや店名サイン、店内一部の壁面などにヒスイの色の一つであるグリーンを取り入れた。

 ランチにはメーン料理のほか点心やスープデザートなどが付く1,250円の週替わりセットや「ピリ辛タンタン麺」(1,100円)、「本場四川のピリ辛麻婆豆腐」(1,200円)などの単品料理など約20品を提供。グランドメニューは、老舗「石野味噌」(京都市)の白みそをレモン汁や紹興酒、米酢と合わせて作るソースが特徴の「モンゴウイカと山くらげの白みそソース」(1,180円)や、国産ワタリガニ1匹を丸ごと使う「カニと中国春雨の煮込み土鍋焼き」(2,000円)など約80品、季節の食材を使ったコース料理4種(4,200円~1万2,000円)をラインアップする。

 ワインは同社「筆頭」ソムリエが世界7カ国から白(10種)、赤(10種)、ロゼ(3種)、スパークリング(3種)をセレクトした。価格はグラス600円から。

 想定客単価は、ランチ=1,500円、ディナー=5,000円。年間売上高1億8000万円を見込む。1号店となる同店の推移を見ながら「新たな業態として確立できた段階」で、5年で10店舗以上の出店、20億円ほどの年間売上高を目指す。同ブランドより低・高価格帯の店舗ブランドも立ち上げ、3~5年後をめどに中国料理の業態を年間売り上げ構成比の20%まで引き上げる方針だという。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~23時(日曜・祝日は11時30分~22時)。

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