ペパボ創業者・家入さんが新会社設立-渋谷で新規プロジェクト予定

2008年5月にオープンしたカフェ&レストラン「ハイ・スコア キッチン」。店内から渋谷駅(新南口)のホームが見渡せる立地にある

2008年5月にオープンしたカフェ&レストラン「ハイ・スコア キッチン」。店内から渋谷駅(新南口)のホームが見渡せる立地にある

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 個人向けホスティングサービスなどを手がける「paperboy&co.(ペーパーボーイアンドコー)」(渋谷区桜丘町)の創業者である家入一真さんが4月15日、カフェ・レストラン事業、アート・文化事業、オフィス事業などを複合的に手がける新会社「パーティカンパニー」(猿楽町2)を設立したと発表した。

 家入さんは2001年に出身地である福岡県で、個人向けレンタルサーバー「ロリポップ!」などの提供を目的として「合資会社マダメ企画」を設立。事業拡大に伴い、2003年にペーパーボーイアンドコーを設立し社長に就任。2004年3月にグローバルメディアオンライン(現・GMOインターネット)の連結子会社となり、同年5月に本社を渋谷区に移転。レンタルサーバー事業に加え、ブログ「ジュゲム」、SNS「グループチューブ」、ショッピングモール「カラメル」など、インターネット関連サービスの事業強化に努めてきた。

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 本業のほか、個人事業のオーナーとして2008年5月にカフェ&レストラン「HI.SCORE Kitchen(ハイ・スコア キッチン)」(桜丘町)をオープン。昨年10月にレストラン「入 iri」(上原1)、同11月にカフェ&ダイニング「ie」(目黒区青葉台1)を立ち上げるなど、飲食店経営を本格化。2008年12月にペーパーボーイアンドコーがジャスダックに上場したのを機に翌年3月に社長を退任、代表取締役CCOに就任。さらに今年3月に同職を退任するなど、新会社始動に向けて着々と準備を進めてきた。

 新会社のキャッチコピーは「悪ふざけ文化創造企業」。「プロジェクトごとに有機的なパーティーメンバーを組み、多種多様な人々を巻き込んでコラボレートしながら、時代の肌感覚を取り入れながらも自由な発想でフィールドを越えた『場=プレーグラウンド』をつくり出していく」ことを目指すという。同社広報・PR担当の鈴木悦子さんは「飲食店に限らず人が集まる場を作っていきたい。将来はホテル事業も」と話す。

 新会社設立を控えた3月1日、吉祥寺などでカフェを展開する「A Style Works」(武蔵野市)の飲食事業を譲り受け、「A.B. Cafe」(武蔵野市)、「202 Market」(笹塚1)、「中目黒Lounge」(目黒区上目黒3)の3店の営業店舗を新たに確保。家入さんが個人オーナーを務めていた3店舗を含め、立ち上げ当初は計6店舗でスタートを切る。

 今後、渋谷における出店を強化し、5月末に井の頭通り沿いロフト付近に、6月初旬には神泉駅近くに出店を計画。さらに7月には美竹公園向かいで、カフェ、ギャラリー&バー、貸しオフィス、ラウンジなどが入居する複合施設の新規プロジェクトをスタートする。それに伴い、同施設に事業所も移転を予定。「(新会社には)面白いもの、面白い人たちが集まってきており、現在決まっている以外にも急に話がまとまって動き出すことも。とにかく自分たちが面白いこと、楽しいことを、スピード感をもって展開していきたい」(鈴木さん)。

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