青山・スパイラルで「ディレクター個人」が選ぶ複合アートフェア

各ディレクターのブースとなる巨大パネルを並べた会場の様子

各ディレクターのブースとなる巨大パネルを並べた会場の様子

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 ギャラリーの若手ディレクターが選ぶアーティストの作品を一堂に展示・販売するアートフェア「ウルトラ001」が10月29日より、青山「スパイラルホール」(港区南青山5、TEL 03-3498-1171)で開催される。

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 同展では、通常ギャラリー名義で出展するアートフェアの概念を変え、ギャラリーで働く「アート界の次代を担う」ディレクター個人が若い感性で作品をセレクト。会場では、ディレクターごとに専用のブース(横5メートル×縦3メートル)を設け、それぞれが推薦するアーティストの絵画や写真などを展示・販売する。

 参加するのは、都内をはじめ全国のギャラリーで活躍する40歳以下のディレクター25人。今年7月に六本木から恵比寿の複合アート施設「NADiff(ナディッフ)」に移転オープンしたギャラリー「magical, ARTROOM」(渋谷区恵比寿1)のディレクター伊藤悠さんは、同ギャラリーで過去にグループ展などを行ったアーティスト・栗山斉さんをフォーカス。新作のインスタレーションなど2作品をセレクトした。

 会場となった「スパイラル」のディレクター加藤育子さんは、同ギャラリーのコンセプト「生活とアートの融合」に沿った作品を発表する9人のアーティストをセレクト。マンホールの形をしたバッグや、頭蓋(ずがい)骨の形をしたスカル型磁器などが並ぶ自身のブースについて、「アートだけにとどまらず、自宅などでも実用的に使えるような作品がそろっている。ディレクター単位の出展で作品も展示方法も、一段階『濃度』を濃くした」(加藤さん)と話す。

 表参道のインテリアショップ「H.P.DECO」(神宮前5)内にあるギャラリー「hpgrp Gallery東京」(神宮前5)のディレクター、戸塚憲太郎さんは、緻密(ちみつ)な鉛筆によるドローイング作品で知られるアーティスト永岡大輔さんや、人物や動物などをモチーフに、しま模様のユニークなデザイン画を手掛ける澁谷忠臣さんなど、「今後の活動が気になる」(戸塚さん)アーティスト3人を選んだ。

 フェアのタイトル「ウルトラ」には、語源のラテン語「~の彼方に」「~を越えて」などの意味から、「新しい形式」のアートフェアの実現や美術マーケットの広がりへの期待が込められているという。フェアは今後、毎年同時期に開催する予定。

 開館時間は11時~20時。入場無料。11月3日まで。

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