公益社団法人「日本女子プロサッカーリーグ（WEリーグ）」（渋谷区渋谷2）は10月28日、「なでしこジャパン」のサイン入りユニホームなどを展示する情報発信拠点「WE HOME OF WOMEN'S FOOTBALL（仮称）」（渋谷1）を渋谷・明治通り沿いに開く。

　WEリーグは今年6月、それまで事務所を構えていたJFA（日本サッカー協会）ハウス（文京区）の移転に伴いオフィスを移転。同時に渋谷区と相互協力に関する協定も結び、イベントなどを通じて、女子サッカーの普及・振興や女子サッカーを通じた健康増進、「多様性社会の実現」に向けた協働施策などに取り組む。協定内容を具現化するため、一般社団法人「渋谷未来デザイン」とパブリックパートナー契約も締結している。

　リアル拠点を設けることで、渋谷を訪れる人をターゲットに「女子サッカーの今を感じてもらう場所」を目指す。プロサッカーリーグやクラブ、女子プロサッカー選手の技術の高さや魅力をアピールし、女子サッカーを周知する。

　常設するのは、FIFA 女子ワールドカップ2023年大会でなでしこジャパンが着用したサイン入りのアウェーユニホームと、WEリーグの優勝トロフィー「Women Empowerment Trophy」、WEリーグ所属クラブの選手のサイン入りユニホームや集合写真など。WEリーグやなでしこジャパンの試合も上映する。WEリーグのマスコットグッズも販売。

　オープン時には、なでしこジャパンの全選手のサイン入りアウェーユニホームと宮澤ひなた選手・林穂之香選手・遠藤純選手のサイン入り練習着、2022年「アジア競技大会」日本女子代表、塩越柚歩選手や中嶋淑乃選手のアウェーユニホーム、松本真未子選手のサイン入りグローブなどを展示する。

　今後は各クラブを取り上げた特集や、海外リーグやチーム、選手の紹介企画、米「ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ（NWSL）」などの試合上映を予定。

　営業時間は12時～20時（試合日は変更の場合あり）。