見る・遊ぶ

アルバルク東京、川崎に連勝 ハーフタイムには松平健さんも

最終クオーターにディフェンスの間を抜けてレイアップシュートを決めた安藤周人選手(写真中央)

最終クオーターにディフェンスの間を抜けてレイアップシュートを決めた安藤周人選手(写真中央)

  • 18

  •  

 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が1月8日、国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南1)で川崎ブレイブサンダース(以下、川崎)と対戦し88-73で勝利した。

ハーフタイムに「マツケンサンバII」を披露した松平健さん

[広告]

 「ディフェンスのマインドセットから入った」(セバスチャン・サイズ選手)この日。外国籍選手とマッチアップした吉井裕鷹選手は、コーチ陣から「自分の所を狙われる」と言われていたなか、「嫌がらせはしたい」とドリブルするボールに手を出すなど、得意なプレーをさせないようにコーチ陣から受けた「指示を体現」し、インサイドでの得点を0点に抑えた。デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC)は、吉井選手の守備を「自分たちの流れになった」と評価した。

 インサイドではサイズ選手、アウトサイドではジャスティン・コブス選手が得点を引っ張った第1クオーター(Q)。最後には、安藤周人選手が3ポイント(P)シュートを沈めたが、リバウンドを取ったサイズ選手を呼びボールを要求。「ノーマークだったので、外れても打たないといけないシチュエーションだった。決まって良かった」振り返った。

 21-21で迎えた第2Q。立ち上がりに連続で沈めるなど同Qは約67%の高確率で3Pが決まったが、ドリブルやパスでボールをインサイドに入れることで守備を収縮させてから打つプレーが目立った。同時に、3Pで川崎の守備に外角を意識させることで空いたゴール下にはサイズ選手が飛び込み得点を挙げ、40-35とリードし前半を折り返した。

 一時逆転を許した第3Qは、スクリーンを使い作ったミスマッチを突かれ失点する場面が増えた。アドマイティスHCは「(スクリーンで)ディフェンスを崩されスイッチせざるを得なかった。川崎の方が一枚上手の時間帯だった」振り返る。それでも、アレックス・カーク選手がリバウンドから得点を重ねるなどして59-55と再びリードを奪った。

 最終Q序盤は、「インサイドを攻める指示があった時間帯で、しつこく嫌がられるように続け止めなかった。ディフェンスが崩れライアン(・ロシター選手)のプレーにつながった」(サイズ選手)と言うように、サイズ選手がインサイドの得点を挙げると同時に、サイズ選手がディフェンスを引きつけ生まれた得点もあった。中盤にレイアップシュートを決めた安藤選手は「狭い隙間だったが、リバウンドもいたし強気でアタックするしか無い」と2人いたディフェンスの間を抜けてシュートした。「もう一段階ギアを上げてチームディフェンスをより強固にした」(安藤選手)終盤は、タフショットを打たせる守りやボールを奪う好守もあり、88-73とリードを広げ勝利した。終盤には特別指定選手の京都産業大学・宇都宮陸選手を含め若手選手も出場を果たした。

 アドマイティスHCは「エネルギーが大きな勝因。エネルギーがディフェンスに変わりオフェンスにつながった。今季の連戦2試合目のベストゲーム」と勝利を喜んだ。

 この日も10得点を挙げるなど2桁得点を多くマークしている安藤選手は、「あまりごちゃごちゃ考えなくなった」こともあり「調子が良い」と自信を見せる。田中大貴選手がヘルニアで離脱しているなか、「最初はびっくりしたしショックもあった」と言うが、「引きずる必要はないし、勝ち続けることが彼にとっても良い薬になる。より一層自分がやらなきゃいけないという思いが強くなった」と前向きな姿勢を見せる。

 ハーフタイムには、俳優・松平健さんが登場し「マツケンサンバII」を披露。試合前には観客のダンス練習もするなど盛り上がりを見せた。吉井選手は松平さんの着物を模したゴールドの衣装を羽織って入場したほか、「得意ではないが、見よう見まねで」ダンスを披露した。「あまり強要されてもしょうがないが、(盛り上げるために)なるべく柔軟に対応していきたい」と話した。

 次節は今月11日、ホームにレバンガ北海道を迎える。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース