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渋谷拠点のIT大手4社共同プロジェクト「BIT VALLEY」、オンラインカンファレンス開催へ

2018年に「BIT VALLEY」を立ち上げた際の写真

2018年に「BIT VALLEY」を立ち上げた際の写真

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 渋谷を拠点とするミクシィ、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、GMOインターネットのIT大手企業4社共同プロジェクト「BIT VALLEY」が7月20日から、オンラインカンファレンスを開催する。

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 「ビットバレー」は、データの最小単位「bit」、「渋い(Bitter)」と「谷(Valley)」を掛け合わせた造語。渋谷エリアは1990年代末ごろから2000年代初頭にかけて、サンフランシスコのITベンチャー拠点「シリコンバレー」になぞらえ、その名で呼ばれていた。

 「BIT VALLEY」は、ベンチャー企業の流入が続く他エリアに対し、創業以来渋谷エリアに拠点を構えるIT大手企業4社がタッグを組むことで「ビットバレー」を周知し、国内のIT事業発展をけん引する狙いで2018(平成30)年に立ち上げた。「企業の垣根を越えて、日本のIT産業の発展を後押しする」をビジョンにカンファレンスなどを展開している。

 今年は「変わる働き方とカルチャー、変えるテクノロジー」をテーマに、7月~11月にかけて7回のオンラインイベントを行う。回ごとにトピックを設け、主催4社がそれぞれの実践を紹介するほか、ITを活用した取り組みを進めている当事者をゲストスピーカーとして招く。

 オープニングとなる今月20日は、「Local×Startup『街とStartup』」をテーマに掲げる。オープニングトークとして長谷部健渋谷区長が、区長という視点から働き方や社会の変化、これからのテクノロジーに期待することなどを語る。

 主催4社(グループ会社)のCTOは、「働き方」をメインテーマにこの1年を振り返るとともに、各社の働き方の変化やリモートワークに対する考え方の変化、多様化した働き方に適応するために実施した取り組みなどを紹介。視聴者参加型で質問にも応じる。このほか、実際の実例を挙げながら「Makuake」と地方の関かかわり方の紹介、遠隔操作型ロボットに焦点を当てた実証実験の結果を紹介しながら、対話ロボットのビジネス価値とそれを実現するために必要な技術についてなども展開予定。

 今後は、「Hello,Tech!『触れて、学んで、楽しむ』」(8月11日)、「Welcome to New World『テクノロジーが叶(かな)える新しい世界』」(9月8日)、「Power of Digital『細心のDX事情~でじたるのちからでより豊かに~』」(10月8日)、「Tour work From Anywhere『WFAの可能性を探る』」(10月27日)、「Build Another Career『副業・兼業でキャリアを広げる』」(11月10日)、「Guide to Work From Anywhere『WFA環境の整え方』」(11月27日)を開催予定。

 参加無料(事前登録が必要)。

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