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佐藤可士和さんデザイン「真っ白」な公衆トイレ、恵比寿駅西口に完成

恵比寿英西口駅前に登場した「真っ白」な公衆トイレ

恵比寿英西口駅前に登場した「真っ白」な公衆トイレ

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 クリエーティブディレクター佐藤可士和さんがデザインした恵比寿駅西口公衆トイレ(恵比寿南1)が7月15日、供用を開始した。

恵比寿駅西口の「真っ白」な公衆トイレをデザインした佐藤可士和さん

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 日本財団(港区)が展開する、建築家らが区内の公衆トイレ17カ所をリデザインする「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環。「暗い」「汚い」「臭い」「怖い」「危険」などのイメージから入りづらい状況がある公衆トイレを、デザイン・クリエーティブの力を活用し「誰もが快適に使用できる」ようにすることを目指し昨年8月から取り組んでおり、同所で10カ所目となる。

 「清潔・安心・調和」といった「公共のトイレに求められる『当たり前のこと』」をコンセプトにした佐藤さん。駅前という立地から「毎日見る駅前のシンボルとして極端に目立ちすぎない方がいいと考え」、四角形の建物で、タイトル「WHITE」の通り「真っ白なトイレ」に仕上げた。個室の建物をアルミルーバーで囲むことで「明るく軽やかな印象」を持たせたほか、「都市の街並みに自然となじむ静かなたたずまいを心掛けた」と言う。

 施設面積は39.99平方メートル。5つの個室を用意し、全て性別関係なく利用できるようにした。大便器・小便器セットの個室2室(各約3.5平方メートル)、大便器のみの個室1室(2.38平方メートル)、大便器に加えベビーチェア・ベッドやオストメイト用設備を備える個室1室(3.68平方メートル)、大便器に加え介助ベッドなどを備え車椅子でも入れる広さの個室1室(4.79平方メートル)。

 佐藤さんは「今回のプロジェクトは新築だが、街なかに存在する多くの公共トイレが『清潔・安心・調和』を獲得できるようなリノベーションの可能性も視野に入れながら考察していく。本プロジェクトのさまざまなデザイン案のトイレと共に、東京の公共空間の在り方を考えていくきっかけになることを願っている」とコメントを寄せる。

 同プロジェクトの各トイレに使われているピクトサインも佐藤さんがデザイン。「JIS規格を参考に、エレメントを整理しシンプルにしていくことで、どんなデザインのトイレにも合うように心掛けた。視認性の良さに加え、一つ一つのパーツの角を丸くすることでユーザーに柔らかい印象を与えられるようデザインしている」と言う。

 同プロジェクトのトイレでは、日本財団と区、一般財団法人渋谷区観光協会が協定を結び維持・管理を行っている(2023年まで)。清掃は民間企業に委託し、従来の1日1回(場所によっては2回)だったのを2~3回に増やすなどしている。ファッションデザイナーのNIGOさんが監修したジャンプスーツを清掃員のユニホームに採用している。

 今月16日には伊藤豊雄さんデザインの代々木八幡公衆トイレが供用開始となるほか、今月21日=七号通り公園トイレ(幡ヶ谷2、佐藤カズーさん)、8月見込み=笹塚緑道公衆トイレ(笹塚1、小林純子さん)、今冬(12月~2022年2月ごろ)に残り4カ所が完成する予定。

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