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渋谷東急REIホテル、全面改装 渋谷を感じさせるデザインも

新設した「スーペリアダブル」。プロジェクター付きのシーリングライトを導入するなどしている

新設した「スーペリアダブル」。プロジェクター付きのシーリングライトを導入するなどしている

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 渋谷・明治通り沿いのホテル「渋谷東急REIホテル」(渋谷区渋谷1)が改装した。

リビングをコンセプトに仕上げたレストラン

 東急ホテルズが展開する同ホテルは、1979(昭和54)年に「渋谷東急イン」として開業。2014(平成26)年のブランド再編に伴い、現在の「REIホテル」に名称変更した。開業40年を迎え、エントランスから階下に下るエスカレーターを老朽化のため改修する必要が生じたのを機に、駅前を中心に渋谷で大規模再開発が進み、来年、東京オリンピック・パラリンピックも控えることから、MICE(会議、報酬・研修旅行、国際会議、展示会・イベント)誘致の活性化、インバウンド需要や国内の観光ビジネスの増加を見込み、その拠点としての受け入れ体制を整えることを目的に全面改装し、「空間価値の向上」を図った。

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 ホテル内には、地下2階~地上1階、地上4階~13階の13フロアに、客室225室、レストラン1店、宴会場2室が入る。今回の改装では、「『古い』『狭い』というイメージが定着」していた中、「明るく居心地のいい」空間を目指した。ベージュ系1色だったホテルファサードは、グレーなどを取り入れ、エントランスは照明を付け視認性を高めた。フロントやロビー、アプローチの壁面には「温かみ」を感じさせるため木目を取り入れ、空間としての一体感を演出した。新たに日本語・英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語対応の自動チェックイン機4台も導入している。

 フロントやロビーに面した「レストランHUSH HUSH(ハシュハシュ)」(TEL 03-3498-0173)は、「内緒、内緒」を意味するという店名に合わせた隠れ家のような雰囲気だったが、エントランスを開放し「入りやすいように」した。「SHIBUYA Living」をコンセプトに木目を多用し、暖炉を設置するなど「落ち着ける場所」を目指した。席数は99席。40代以上の近隣に住む人や来街者らの来店が多かったというが、30代など若年層をコアターゲットにする。エントランス近くにはバーカウンター(8席)を新設し、現在約半数を占める海外からの旅行客らが「ちょっと飲んでもらえる」仕掛けも作り、バーカウンターには、昼にはスイーツ、夜にはアミューズを並べるショーケースも置いた。

 メニューも一新した中、メインは創業当時から変わらずローストビーフ(1枚1,500円~)で、61度の低温で調理。ソースはジュードブッフ(牛のだし汁を煮詰めたソース)と和風のオニオンソースの2種類を用意。サラダデリブッフェと日替わりスープが付くランチメニューは、野菜・シーフード・チキン・ビーフから具材を選べるカレー(1,480円~)などを提供する。40種類弱用意するワイン(グラス600円~)はチャートを用意し、味や風味を分かりやすくした。客単価は、ランチ=1,600円ほど、ディナー=5,000~6,000円ほど。モーニングには和食・洋食、手で握るおにぎりやオムレツ、パンなどをそろえるブッフェ(1,980円、小学生880円)を提供する。

 客室フロアのエレベーターホールの壁面には渋谷駅周辺の地図をあしらったほか、エレベーターホールや廊下の床や壁面には奇数階にはオレンジ、偶数階にはグリーンを取り入れた。客室は「SHIBUYA Base」をコンセプトに、1室を除く224室を改装。壁一面には、同ホテルをはじめ同社が展開する渋谷駅周辺のホテル、渋谷スクランブルスクエア、SHIBUYA109など駅周辺のランドマークを描いたクロスを採用し、「渋谷を感じられる」ようにした。バスルームは白で統一した。

 外国人観光客の増加を受け、シングルの88室を「スーペリアダブル」に変更。2人に対応する幅1.6メートル×全長1メートル95センチのベッドを導入したほか、折り畳み式のデスクにするなど家具をコンパクト化。テレビを無くし、Wi-FiやBluetoothに接続可能なプロジェクター付きのシーリングライトを採用し、テレビや動画などを壁面に70インチで投写できる。

 12室に減ったスタンダードシングルはレディースルームに変更。室内にはアクセントでピンクを取り入れるほか、バスローブ、ハンディーアイロン、クレンジングオイルやジェルローションなどアメニティーも増やした。今回改装をしなかったデラックスツイン1部屋は今後、バリアフリールームに変更予定。

 宿泊料は、レディースシングル=2万2,000円~、スタンダードツイン=3万5,200円~、スーペリアダブル=3万1,900円~、デラックスツイン=4万6,750円~(宿泊税・入場税別)。

 改装後、レストランは大きな客層の変化はまだ無いというが、ディナーには宿泊者の来店が増えたという。室内は壁紙など「小さな驚きがあり好評で、実際に街並みを散策してデザインと比較された方もいた」と言う。

 レストランでは12月23日~25日にはクリスマス向けに「ローストビーフディナー」(8,000円)を提供するほか、今月31日と2020年1月1日にはランチ限定ローストビーフ&カレーランチブッフェ(90分3,000円ほか)を展開する。

 ハシュハシュの営業時間は、モーニング=6時30分~10時30分、ランチ=11時30分~14時30分(日曜・祝日は15時まで)、ディナー=17時30分~23時(同22時まで)。総工費は約4億1,000万円。

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