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渋谷~代官山を結ぶ八幡通り「猿楽橋」架け替え計画 パブコメ募集

架け替え検討中の「猿楽橋」完成イメージ ※今後の検討により変更となる場合がある

架け替え検討中の「猿楽橋」完成イメージ ※今後の検討により変更となる場合がある

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 渋谷・明治通りと旧山手通りをつなぐ都市計画道路補助第20号(通称=「八幡通り」)のJR線線路の上部に渡る猿楽橋(渋谷区渋谷3)の架け替えに関する「猿楽橋長期計画(案)」を渋谷区が発表し、10月1日、計画に対するパブリックコメントの受け付けを始めた。

JR線線路沿いから見上げる猿楽橋

 猿楽橋は1934(昭和9)年に完工。現行の耐震基準を満たしていないほか、完工から80年以上がたち橋りょう部材の老朽化や大規模補修工事をしていないことに加え、当時に比べ車両が大型化しているとともに通行台数(自動車=1日1万5000台(2016年1月)、自転車=12時間1300人(2014年5月))が増えていることもあり安全性が懸念されている。

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 同時に、桜丘町の再開発に伴い進んでいる渋谷と恵比寿をつなぐJR線線路沿いの道路で猿楽橋の下を通る「都市計画道路補助線18号」の拡幅整備において、橋台の位置が障害になっているため、移動する必要がある。

 補助第20号は渋谷と代官山を抜ける幹線道路で、「区内でも重要度が高い道路」であると共に、来街者だけでなく区立中学校の通学路に指定されていることもあり地域住民も日常的に使っている。

 これらの背景を踏まえ、区は2016(平成28)年6月~2019年8月、有識者を交えた「猿楽橋検討会」を8回実施。安全性の向上を目指し、架け替え事業を推進する「猿楽橋長期計画(案)」を策定した。過去の検討会では、仮橋を設置するとともにその位置に新しい橋を設置する案や、地下道で通過する案、橋を廃止する案も出たが、それぞれ不採用となった。

 跨線部の橋りょうを撤去・架設するためには大型の重機や資材を配置する置き場が必要だが、橋の周辺は建物が近接していることから確保が困難であるほか、JR線が早朝から深夜まで運行していることから深夜の施工可能時間が2時間を切るなど作業時間が制約されることなどの課題がある。加えて、通行止めにするため迂回(うかい)ルートの検討・周知なども必要になってくる。

 今後、関係機関との協議などで施工方法を具体化していく。施工期間は方法によりが異なるが、10年以上を想定。概算事業費は約80億円を見込む。

 パブリックコメントを提出できるのは、渋谷区在住・在勤・在学者、渋谷区内事業者・法人・団体、同の計画に利害関係のある人。今月30日まで、郵送、直接持参(道路課道路整備係)、ファクス、メールで受け付けている。

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