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渋谷駅桜丘口再開発、線路沿いの道路など閉鎖 歩行空間は確保

通行止めとなった線路沿いの道。歩行者の通路は確保する

通行止めとなった線路沿いの道。歩行者の通路は確保する

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 渋谷・桜丘の再開発事業区域の道路が1月7日、閉鎖された。

バリケードが張られる廃道の入り口

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 渋谷駅南西部の桜丘町うち2.6ヘクタールの敷地で進む大規模再開発の一環で、「富士屋本店」などが店を構えた国道246号線から一本入った道や、「すき家桜丘店」の角を入り二股に分かれる箇所の線路寄りの道が廃止された。各道路の通行禁止区域の入り口には順次バリケードが置かれ、「立ち入り禁止」の看板を掲出するとともに警備員が立ち、「通り抜けできません。迂回(うかい)をお願いします」と通行人に呼び掛けている。

 渋谷~恵比寿間の線路沿いの道は、再開発エリア内の区間の車両通行がこの日から禁止となり、歩行者のみが立ち入り可能に。自転車は乗車せず歩きながら押す場合のみ通行できる。今後ビルの取り壊しや建設が進む工事現場との境には高さ3メートルの仮囲いを設け、幅約3メートルの歩道を仮設する予定。各道路の廃道に伴い、旧「あおい書店」「エクセルシオールカフェ」付近から続く歩道も閉鎖された。

 東急不動産や地権者らが参画する組合が主体となり進める「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」は今月から解体工事が本格化。2023年度の完成をめどに、A街区(地上39階・地下4階=事務所・店舗・起業支援施設・駐車場など)、B街区(地上29階・地下2階=住宅・事務所・店舗・サービスアパートメント・駐車場など)、C街区(地上4階=教会など)の3棟を建設する。

 地区玄関口のランドマークとして、駅と街、地下と地上を簡便に結ぶ歩行者動線「アーバン・コア」を新設するなど周辺のインフラも整備し、新たに設ける道路「補助線18号」の上空には歩行者デッキ(横断橋)を架け丘陵地・桜丘と駅との高低差を解消。駅からのアクセスや代官山・恵比寿方面との回遊性向上も見込む。これに伴い渋谷駅西口歩道橋でも架け替え工事が進んでおり、8日には西口バスターミナルの頭上に架かる箇所の橋が閉鎖される。

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