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渋谷最高峰の展望施設「渋谷スカイ」詳細明らかに 渋谷スクランブルスクエア

スクランブル交差点を47階屋上から直下に見下ろせる絶景スポット「SKY EDGE」(画像提供=渋谷スクランブルスクエア)

スクランブル交差点を47階屋上から直下に見下ろせる絶景スポット「SKY EDGE」(画像提供=渋谷スクランブルスクエア)

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 地上230メートルの屋上で空を見上げるハンモックも――渋谷駅直上に11月1日オープンする超高層複合施設「渋谷スクランブルスクエア東棟」屋上の展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」の空間演出や体感型エレベーターなどの詳細が8月28日、明らかになった。共同事業主体となる東急電鉄、JR東日本、東京メトロが設立した「渋谷スクランブルスクエア」が発表した。

14階~45階を光の筋で演出する「LEADING LINE」

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 渋谷エリアの中でも最高峰となる高さ約230メートルの同施設は、渋谷駅の真上に3棟を建設する大規模プロジェクトのうちの一棟で、第1期となる「東棟」は212店が出店する商業施設、産業交流施設、オフィスなどで構成。14階・45階~屋上階にわたり屋内外に整備する渋谷スカイは、360度のパノラマビューで富士山や東京スカイツリーなどを一望。これまで渋谷エリアに無かった大型観光スポットとして「渋谷のシンボル」を目指し、滞在時間を延ばすなど街全体の集客向上にもつなげる狙い。

 演出は、気鋭クリエーティブ集団「ライゾマティクス」(東2)のデザイン部門が担当し、デジタルテクノロジーを用い、入り口から出口まで「一貫した体験ストーリー」を提案。主に「SKY GATE」「SKY STAGE」「SKY GALLERY」の3つのゾーンに分け、「想像力を刺激する新しい空間」を演出するという。

 演出はまず、エレベーターを含む入り口から屋上に上るまでの空間で始まる。チケットカウンターのある14階エレベーターホールから45階への上昇空間「SKY GATE」では、「非日常への期待感」を醸成。天井に約30メートルにわたってLEDを配し、人の動きに合わせ動くインタラクティブ体験ができるホール「SENSING HALL-予感の部屋-」を抜け、14階~45階の体感型エレベーター「TRANSITION POD-移行空間-」では速度や重力に合わせ天面映像と立体音響を流す。入り口から出口までを誘導し、「トンネルから外へ出たときの爽快感」のような体験ができるという光の演出「LEADING LINE-導きの光-」も行う。

 屋外に約2500平方メートルの展望デッキが広がる屋上展望空間「SKY STAGE(スカイステージ)-解き放たれる空の舞台-」でも複数の演出やアクティビティーを用意。スクランブル交差点を直下に見下ろせる絶景スポット「SKY EDGE」は空との境界がない浮遊感を体験できるのが売り。「雲」のようなネットに寝そべり空を見上げられるハンモック「CLOUD HAMMOCK」をはじめ、展望空間の最も高い位置から見る360度パノラマビューに加え、その先に広がる地球を足元の「スカイ地図」から想像できるという「GEO COMPASS」、日没後(予定)からサーチライト18台と音響装置が季節似合わせて空を彩る「CLOSSING LIGHT」などを展開する。

 46階の屋内展望回廊「SKY GALLERY(スカイ ギャラリー)」では、展望デッキから見えない「景色」をデジタルテクノロジーで映像表現。4K 70インチディスプレー10台に時の流れをイメージした映像を流し、来場者が棒状のタッチスティックに「触れる」ことで映像が変化する「TIME RIVER」や、約30メートルのLEDディスプレーに渋谷エリアのデータをビジュアライズした映像を流し渋谷の「今」を表現する「DATA SCAPE」などを用意。東側の回廊には、目の前の眺望を切り取った街並みを起点に、その先に点在する世界都市の風景や「渋谷の一日」などを映像で流し、視点の変化を楽しむ「PARALLEL WINDOWS」を設ける。

 46階には、トランジットジェネラルオフィス(港区北青山3)がプロデュース・運営を手掛けるミュージックバー「Paradise Lounge」(席数20席)は、クラシックなメニューをモダンにアレンジして提供。著名デザイナーのトム・ディクソンを起用し、音楽のセレクトはFPM田中知之さんが監修する。

 45階・46階では、東急レクリエーションが手掛ける土産ショップ「SHIBUYA SKY SOUVENIOR SHOP」は、「日本」「東京」「渋谷」のカルチャーとライフスタイルを体験できる店として、国内外の客層に向け「多種多様」な商品を展開する予定。

 営業時間は9時~23時(最終入場22時)。入場料は、大人=前売り(ウェブチケット)1,800円・当日2,000円、中・高校生=同1,400円・同1,600円、小学生=同900円・同1,000円、3歳~5歳=同500円・同600円、3歳未満無料。9月1日から公式ホームページで予約を受け付ける。11月はサイトからの申し込みのみの完全予約制で、当日券は12月以降、窓口で販売する。

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