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サンロッカーズ渋谷がファン感謝祭 主将・伊藤駿選手「来季はチャンピオンシップに」

選手たちとファンがペアになって行った二人三脚

選手たちとファンがペアになって行った二人三脚

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 サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が5月6日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で「ファン感謝祭」を行った。

猫になって「ひょっこり」顔を出した伊藤駿選手

 同日、今季最後の試合を同所で行ったSR渋谷。今回のファン感謝祭は試合後の会場を使ったこともあり、735人が参加した。冒頭、キャプテン伊藤駿(たかし)選手が、山内盛久選手の出身地・沖縄の方言で「はいさーい」とあいさつ。「皆さん最後まで楽しんでいきましょう!」と呼び掛けイベントは始まった。

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 メインイベントは選手やコーチ、トレーナー含め22人が参加した「サンロッカーズ渋谷 チーム対抗3本勝負」。勝久ジェフリーヘッドコーチ(HC)、伊佐勉アシスタントコーチ(AC)、カイル・ベイリーAC、廣瀬慶介ACが各チームのキャプテンとなり、選手たちの名前が書かれたくじを引いてチームメンバーを決めた。伊佐ACは同郷の山内選手を引き当てるくじ運を見せ、マスコット「サンディー」は胸の前で手を合わせドキドキした様子で名前を呼ばれるのを待っていたが、サンディーのくじは入っていなかった。

 1戦目は外したら負けの「フリースロー対決」。勝久HC組=ロバート・サクレ選手、ベンドラメ礼生選手、伊佐AC組=満原優樹選手、長谷川智也選手、廣瀬AC組=清水太志郎選手、菊池真人選手と、各チーム選手を送り出す中、ベイリーAC組はアセニヨス・ケネスマネジャー、岡部大河マネジャーで対抗。長谷川選手と清水選手の一騎打ちとなった最後は、決着がつかず3ポイント(P)シュート対決に変更。3Pを武器とする長谷川選手が一発で決め勝利を収めた。

 続く第2戦は、選手たちとファンがペアになって行った「二人三脚」。事前に募った参加希望者の中から、選手がくじを引いてペアを決めた。広瀬健太選手やサクレ選手など身長の高い選手と参加者の凸凹ペアが見られた中、ジョシュ・ハレルソン選手は自身の腰ほどしかない身長の男児とペアに。スタート直後は二人三脚を試みたものの、途中から男児を持ち上げてゴールまで駆け抜けた。

 幕あいにはサンロッカーガールズとサンディーがパフォーマンスを披露したほか、サンディーはホーム戦のタイムアウトでファンと共に行う企画「サンディーmeets FANS」を、選手たちを巻き込んで展開。「ぼくがやりたいコト」として最初に行ったのは、ベンドラメ選手、山内選手、伊藤選手と共に芸人・ひょっこりはんの持ちネタ。中でも「拾って下さい」と書いた段ボールの中から、耳と鼻を付けて猫に扮(ふん)した伊藤選手が「ひょっこり」顔を出した場面に集まったファンは歓喜の声を上げた。続く「みんなでダンス」には、長谷川選手や菊池選手、杉浦佑成選手、阿部諒選手も加わり、一列に並んで体を回す「Choo Choo Train」のイントロのダンスや「マイム・マイム」などを披露した。

 3本勝負最終戦は全員参加の「借り人競争」で、お題に合った人を参加者の中から探して連れてくるルール。初戦は、杉浦選手や阿部選手、広瀬選手を差し置いて柴田宗範ストレングスコーチが1位に。同窓の先輩・後輩の満原選手とベンドラメ選手が同じ組になった回では、先輩・満原選手が対象者を「横取り」する場面も。勝久HCや伊佐AC、満原選手の家族も「借りられる」など場内は盛り上がりを見せた。

 3本勝負を終え、勝久HCチーム、伊佐ACチームが同点1位となり、サドンデスは勝久HCと伊佐ACのフリースロー対決に。1本目は2人も外したが、2本目に決めた勝久HCチームが優勝をつかみ取り約2時間のイベントは終わった。

 シーズン途中に骨折し約2カ月離脱した広瀬選手は「苦しい時も皆さんが背中を押してくれた、一緒に戦えてうれしかった」と感謝を込めた。ベテランの清水選手は「チャンピオンシップ(CS)に進めなかった悔しい気持ちは、来シーズンには味わいたくない。来シーズンはしっかり行けるようしっかり頑張るので、応援よろしくお願いします」とも。

 来季の契約はこれからだが、サクレ選手は「皆さんが世界一のファンだと思っている。また来シーズン会おう」と呼び掛けファンを喜ばせた。人生で初めて故郷・沖縄を出た山内選手は「シーズン中一番苦しかったのは東京の冬。今年初めてダウンを買って寒さ対策もばっちりなので、来シーズンも頑張りたい」とも。ルーキー杉浦選手は「来シーズンは開幕から成長した姿を見せられるよう頑張りたい」と意気込みを見せた。

 伊藤選手は「良い時も悪い時も皆さんのおかげで乗り越えられた。来シーズンこそはCS出ることを約束したい」と宣言。勝久HCは「いろいろな方の協力で、バスケットボールを仕事にできている。感謝の気持ちを忘れず、今シーズンCSに出られなかった悔しさを来シーズンに向けてチャレンジしたい」と締めくくった。

 全員で記念撮影後、選手たちはハイタッチで来場者を見送った。SR渋谷は今季28勝32敗、地区5位でCS進出を逃した。