渋谷モディに「ソニー」製品の情報発信拠点 オープン時は「音楽」テーマの企画展

1~2カ月ごとにテーマを変える来場者体験型の企画展示を通してソニーグループの取り組みを紹介する「Sony Square Shibuya Project」

1~2カ月ごとにテーマを変える来場者体験型の企画展示を通してソニーグループの取り組みを紹介する「Sony Square Shibuya Project」

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 渋谷モディ(渋谷区神南1)1階に4月8日、ソニーグループの情報発信拠点「Sony Square Shibuya Project」がオープンする。運営はソニー(港区)

カメラスルー映像を楽器に見立て、「交差点の演奏」を図る体験型展示

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 1~2カ月ごとにテーマを変える来場者体験型の企画展示を通して、ソニーグループのエレクトロニクス、音楽や映画などのエンターテインメント、ゲーム、ネットワークなどのアピールを図る。

 同社は、建て替えに向け3月末で閉館したソニービル(中央区)内に、エレクトロニクスを中心とした常設展示と商品の販売を行うストアを出店していたが、同所は「グループの魅力を全て融合させた企画展示でお客さまに体験してもらう」場所になるため、商品は販売しない。

 同社は、2015年の同施設開業時から施設外壁の500インチ超の大型街頭ビジョン「ソニービジョン渋谷」を運用し、映画やカメラ、アプリなどの発信を行ってきたが、同ビジョンや同施設店頭広場(イベントスペース)、渋谷が持つ「情報発信力」を組み合わせた取り組みを図り、同施設内に開設した。店舗面積は約50平方メートル。

 第1弾は「音楽」をテーマにした企画展「Music Crossroads」。「交差点の演奏」を図る「交差点×BEAT」は、ソニービジョン渋谷の上部に設置している4K対応カメラのリアルタイム映像を店内のタッチディスプレーに投影。その映像をターンテーブルに見立て、「BASS」「CYMBAL」「HAT」などの文字やピアノの鍵盤やレコードのイラストなどが描かれた場所をたたいたりスクラッチしたりすることで音楽が鳴るようになっている。

 「MESH×楽器」(今月27日まで)は、小型ブロック形の電子タグ「MESH」を使って作ったトランペットとギターのタッチ&トライ。ヒップホップグループ「スチャダラパー」のANIさんやロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONのGotch(後藤正文)さん、バンド「電気グルーヴ」の石野卓球さんらがリレー形式でジャケ買い(カバーだけを見て購入)した「私のベスト5 レコード・ジャケット」を紹介する「ジャケットアート×衝動」なども展開。

 今月後半には一部展示を入れ替える。24日からは、ロックフェス「サマーソニック2017」に出演できるコンテスト「出れんの!?サマソニ!?2017」とタイアップした企画を始め、28日からは、米デュオ「ザ・チェイスモーカーズ」とコラボレーションして制作した楽曲「Paris」のVR(バーチャルリアリティー)ミュージックビデオも公開する。

 同企画の一環として今月21日(18時~20時)、同施設店頭広場で翌22日のレコードの祭典「レコードストアデイ」の前夜祭を開く。ロックバンド「爆弾ジョニー」がアコースティックライブを行うほか、「スチャダラパー」のシンコさんとHIPHOPラッパー「DJみそしるとMCごはん」さんが対談を予定。

 同社ブランド戦略部統括部長の森繁樹さんは「渋谷は若者が集まる場所でありツーリストも多く、エンタメ、ファッションや映画、音楽などに感度の高い人が集まる街。渋谷に来る全ての方に魅力を伝えていきたい」と話す。ハロウィーンや年末年始のカウントダウン時に駅前を歩行者専用道路にするなど、区の新たな取り組みとも連動していきたい考え。「体験できることがベースなので、(店の前を)通り過ぎるだけでなく、中に入って触れてみてほしい。新しい発見や気付きを共有してもらえたら」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~21時。「Music Crossroad」は5月31日まで(予定)。

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