青山通りやいちょう並木通りなど青山エリア一帯で10月28日から、地域の祭り「第30回青山まつり」が開催される。主催は青山周辺の4つの商店会から成る「青山商店会連合会」（実行委員会）。

　4つの商店会が協力して地域の活性化に向けて展開する同祭。今年のテーマは、「246→FUFURE（ニーヨンロクフューチャー）」。新国立競技場の近くであることから2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、「スポーツを通じて街を盛り上げていくこと」を宣言するとともに、その先の未来に向けて青山通り（通称246）から情報発信していくという。

　日本オラクル本社ビル「オラクル青山センター」（港区北青山2）2階ロビーなど青山周辺の3会場で展開するのは「ボサノバを中心としたフリーライブイベント「BOSSA AOYAMA」。日系3世のシンガー・ソングライター、ケイシー・コスタさんやブラジルからの特別ゲスト、パブロ モラエスさんらがライブを行う。

　絵画館前やいちょう並木（歩道部分）では、国内外の料理を提供する飲食店や物品販売店など40以上のテントが並ぶ「ワールドマーケット」や、ファッションアイテムに特化した物々交換企画「xChange」などを展開。30日には、自転車の試乗などを行う「RIDE AOYAMA」も開く。

　商業施設「シーアイプラザ」（北青山2）には特設ステージを設置。姉妹アーティストユニット「仁王」などがライブを行うほか、NY発アートパフォーマンスイベント「ART BATTLES」を日本初開催する。場内ではフリーマーケットなども行う。

　29日には、青山一丁目駅や外苑前、表参道など約2キロの道のりを歩く「青山ワールドスポーツパレード」を行う。騎馬隊の先導、ブラジルの格闘技舞踏「カポエイラ」グループによるパフォーマンスの中、青山学院大学陸上部・原晋監督やリオ五輪の柔道100キロ超級で銅メダルを獲得した正木健人選手、リオパラリンピックに出場した陸上・高桑早生選手、東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」らが行進する予定。小雨決行。

　開催時間は企画により異なる。入場無料。今月30日まで。