食べる 買う

東急東横線の線路跡地に商業施設「ログロード代官山」 開業迫る

コテージ風の低層の商業店舗5棟と散策路で構成する「ログロード代官山」

コテージ風の低層の商業店舗5棟と散策路で構成する「ログロード代官山」

  •  
  •  

 かつて渋谷と代官山を結んでいた東急東横線の線路跡地に4月17日、商業施設「LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)」(渋谷区代官山町)が開業する。事業主は東急電鉄。

5号棟のルーフトップから望む施設全体の様子

 2013年3月の東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始に伴い、使われなくなった地上の線路跡を活用した同施設。プロデュース&サインデザインには、ブランドプロデューサー柴田陽子さん(柴田陽子事務所)を迎え、基本計画は「THINK GREEN PRODUCE」関口正人社長が担当。建築デザインには建築家・大堀伸さん(ジェネラルデザイン)を、ランドスケープデザインには農園「SOLSO」などを手掛けるDAISHIZEN齊藤太一社長を、それぞれ起用した。

[広告]

 施設名は、ログハウスから着想を得た「LOG(ログ)」と、鉄道(=Railroad)を連想させるワードであることなどから「ROAD」を組み合わせて命名。コアターゲットは子どもがいるファミリーや20~30代のカップル、代官山近辺に住むシニア層。東急線沿線に住むファミリーや近隣のオフィスワーカーの来館も見据える。

 敷地面積は約3200平方メートルで、建築面積は約1300平方メートル。全長220メートルにわたる敷地内は、商業店舗となるコテージ風の低層の建物5棟(延べ床面積は約1900平方メートル)と散策路で構成。

 ランドスケープは、一年を通して緑の葉を見られるよう常用樹を積極的に採用したといい、シダレヤナギ・フェニックスレリナータ・デイダ松・ベニスモモなどさまざまな種類を植栽。散策路には随所にベンチも設置している。代官山駅側・渋谷駅方面それぞれのエントランスに加え、途中3カ所に隣接する路地に通じる階段を4カ所に設けた。渋谷駅方面のエントランスのスロープなどには、かつて同所の線路で使っていた枕木を再利用している。

 最も代官山駅側に位置する1号棟は、キリンビール(中野区)が新たに立ち上げたクラフトビールのブルワリーを併設するダイニング「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO(スプリングバレーブルワリー東京)」(TEL 03-6416-4960)。延べ床面積は692.8平方メートルで、席数は215席を用意。通年提供する6種のクラフトビール(レギュラー各680円)と、季節などに合わせた限定ビール、グリル料理などを提供。同店ではホップやフルーツなどの自然素材にビールを通して香りや風味を付けるカスタマイズビール体験、ブルワリーツアーなど体験型コンテンツも用意する。

 3棟から成る日本初上陸の米発老舗ライフスタイル複合セレクトモール「Fred Segal(フレッド シーガル)」は2~4号棟。延べ床面積は729.7平方メートル。1号棟と2号棟の間にはキッチンカーを世界初出店し、米西海岸テイストのカジュアルフードを提供する。2号棟はフードマーケット「THE MART AT FRED SEGAL」(TEL 03-3464-3961)で、ポートランドのドーナツ店「CAMDEN's Blue ☆Donuts」も日本初出店。3号棟はレディスアパレルやコスメ・ライフスタイル雑貨を展開する「Fred Segal WOMAN」(TEL 03-3464-3962)、4号棟「Fred Segal MAN」(TEL 03-3464-3963)では「大人の」男性に向けたメンズアパレルや趣味・ライフスタイル雑貨を展開する。

 最も渋谷駅側に位置する5号棟には5月以降に開業予定の、米サンフランシスコ発「Tartine Bakery(タルティーン ベーカリー)&Cafe」が日本初出店。延べ床面積は152.9平方メートルで、席数はテラスやルーフトップを中心に120席ほどを予定。同じサンフランシスコ発祥のコーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」のキオスク店舗も併設する。日本の食材を使い、本国で主力の「カントリーブレッド」やクロワッサンを提供するという。

 代官山を「街歩きを楽しめるエリア」と捉え、「散歩がてら買い物ができたり憩えたりする、代官山らしさを踏襲した施設づくり」(東急電鉄・同施設広報担当の芳賀有希子さん)を目指した。芳賀さんは「新たな代官山のスポットとなれば」と期待を込める。同施設は暫定事業で10年ほどの営業を予定。

 営業時間は、1号棟=8時~24時(日曜は22時まで)、2号棟=9時~20時、3号棟・4号棟=11時~20時、5号棟=7時30分~20時。

  • はてなブックマークに追加
超!シブヤ経済新聞