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尾崎豊さん33回忌 渋谷の「聖地」にファン続々、ギター奏でる姿も

尾崎さんの「聖地」渋谷クロスタワーに集うファンら

尾崎さんの「聖地」渋谷クロスタワーに集うファンら

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 シンガー・ソングライター尾崎豊さんが26歳の若さで亡くなって33回忌を迎えた4月25日、ファンの「聖地」とされる渋谷クロスタワー(渋谷区渋谷2)のモニュメント前にはギターや花を手にしたファンが訪れている。

花が手向けられた尾崎さんの記念碑

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 尾崎さんが高校生時代に通っていた青山学院高等部の帰り道、夕日を眺めていたスポットとして知られる渋谷クロスタワー2階デッキ部分。れんが敷きのデッキの一角には、「YUTAKA OZAKI 1965-1992」という文字と共に尾崎さんの肖像が彫り込まれた記念碑があり、毎年、命日の4月25日と誕生日の11月29日には全国からファンが集い、ギターを奏でる人や一緒に歌う人、メッセージを書き込む人など、思い思いのスタイルでファンが思いをはせている。

 33回忌を迎えたこの日は午前中からファンが集まり始め、晴天の下、弾き語りする人の姿も。記念碑に白い花を手向けて手を合わせるファンも見られた。

 千葉県内から訪れ10時半ごろから弾き語りをしているという40代の男性会社員は、尾崎さんが亡くなった後、学生時代にレコード店の特集コーナーでCDを手にしたことをきっかけにファンになり、「ファン歴は27年。毎年、命日と誕生日にはギターを持って来ている」と話す。尾崎さんの曲は「仕事で疲れたときの癒やし」と言い、「公式で発表されている曲は全部で71曲。今はまだ12曲ぐらいだが、全て弾けるようになりたい」と話す。

 隣に座り歌に耳を傾けていたファン仲間で北海道から訪れたという40代の女性も約30年来のファン。「自分の人生の一部でずっとあるもの。これからも何も変わらない」と尾崎さんの存在を語る。

 命日となるこの日、尾崎さんの「最初で最後」となった東京ドームのライブ映像やMV、音源がユーチューブやApple Musicなどで初配信されたほか、19時からU-NEXTでドーム公演の映像が独占配信される。

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