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「デジタルシネマ」テーマにシンポジウム-ユーロスペースが企画

会場となるユーロスペースの劇場内

会場となるユーロスペースの劇場内

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 渋谷・円山町のミニシアター「ユーロスペース」(渋谷区円山町、TEL 03-3461-0212)で1月14日、シンポジウム「ミニシアターで考えるデジタルシネマについて」が開催される。

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 ミニシアターでは古い作品を上映することもあり、35ミリプリントで上映することが多いが、「映画館のデジタル化」が進み、デジタル映写機を導入するミニシアターも増えてきている。同館でも2011年春、2スクリーンのうち1スクリーンをデジタル化した。そうした流れの中、映画館のデジタル化の仕組みやメリット・デメリットなどについて、「さまざまな立場から映画に携わる人たちの意見を聞いてみたい」と同館が企画した。

 当日は、国外の映画祭を取材した経験を持つ読売新聞社文化部記者の恩田泰子さん、映画配給を手掛ける新日本映画社の村田悦子さん、静岡市根ギャラリー副支配人の川口澄生さんらが登壇。進行は映画専門大学院大学准教授の土田環さんが務める。

 同シンポジウムのターゲットは「映画全般に興味がある人」。同館の北條誠人支配人は「登壇者と同様、特にこれからを担う若い世代の方々に来場いただければ」と話す。「かつて渋谷はミニシアターの街と言われた。シネコンが増えてきたが、今でも(ミニシアターは)渋谷を形作る一つの要素だと思っている」とも。

 関連企画として同館では現在、フランスの港町ル・アーブルに生きる人たちの人情ドラマ「ル・アーヴルの靴みがき」(アキ・カウリスマキ監督)を、35ミリプリントとDCP(デジタル)で同時上映している。今月18日まで。

 シンポジウムの開催時間は17時~19時を予定(開場は16時45分)。入場無料。定員は先着145人。

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