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渋谷ヒカリエで企画展「517-529」-東北の今を紹介

八戸市民と写真家・梅佳代さん、浅田政志さん、津藤秀雄さんがコラボレーションしたプロジェクト「八戸レビュウ」の写真展

八戸市民と写真家・梅佳代さん、浅田政志さん、津藤秀雄さんがコラボレーションしたプロジェクト「八戸レビュウ」の写真展

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階・クリエーティブフロア「8/(はち)」のギャラリースペース「CUBE」で8月8日、企画展「517-529」が始まった。主催は金入(青森県八戸市)。

東北6県の商品をそろえるセレクトショップ

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 複合文化施設「仙台メディアテーク」(宮城県仙台市)と地域観光交流施設「八戸ポータルミュージアム」(八戸市)で、東北の工芸品・書籍などを販売するミュージアムショップを運営する同社。今回、「(東日本大震災が)時間の経過と共に忘れられつつある中、都会の真ん中で東北の今を表現したい」(同社副社長の金入健雄さん)と企画。展覧会名は、東日本大震災から517日目~529日目に開催されることを意味する。

 「CUBE」1~3の全部を使う同展。CUBE1では、八戸市民と写真家・梅佳代さん、浅田政志さん、津藤秀雄さんがコラボレーションしたプロジェクト「八戸レビュウ」を紹介。同プロジェクトは、八戸市民88人が書いた88のエピソードを基に、3人の写真家が八戸市民や八戸にゆかりのある人の肖像写真を撮影したもの。今回88点の中から13点を展示している。

 CUBE2では、同社が運営する「KANEIRI Museum Shop」によるセレクトショップを展開。窯元「陶吉朗窯」の近藤賢さんが手掛けた丸鉢(2,625円)などの伝統工芸「大堀相馬焼」や、斧折樺(おのおれかんば)のデザインクラフト「プラム工芸」のバターナイフ(小1,050円、大2,100円)、ジャムスプーン(1,260円)、5系統のこけしなど東北六県の商品をラインアップ。八戸出身のグラフィックデザイナー田名部敏文さんとコラボした馬を模した木の玩具「八幡馬」(6,800円)などのオリジナル商品のほか、「八戸レビュウ」の写真集(2,000円)など「東北を考えるための」書籍200点も扱う。

 CUBE3では、市民や専門家など100人の参加者が協働し、映像や写真、記事などで復旧・復興へのプロセスを発信・記録している「3がつ11にちをわすれないセンター」の活動を紹介。会場では、同センターの仕組みや参加者の様子をパネルで掲出しているほか、集められた映像の一部をモニターで見ることができるようにした。

 「昔から受け継がれてきたもの、震災で失ったもの、震災後も変わらず生きている人たちの生きざま・輝きを表現している。今の東北の姿を感じていただけたら」と金入さんは来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~21時。今月20日まで。

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