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中目黒に「日々の和食 びっき」-銭湯絵など店内随所に「東北」テイスト

雄勝石や秋田杉、十和田石を使うなど東北の建材を多く取り入れた店内

雄勝石や秋田杉、十和田石を使うなど東北の建材を多く取り入れた店内

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 中目黒・目黒川近くに6月、和食店「日々の和食 びっき」(目黒区青葉区、TEL 03-3496-1739)がオープンした。経営はHeisei Ikki(武蔵野市)。

店外からは松島をモチーフにしたペンキ絵がのぞく

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 「暦の行事や季節を感じていただけるような飲食店を作りたい」(同社社長・佐藤広輝さん)と開いた同店。店名は宮城県や東北地方を中心に使われる「カエル」を意味する言葉。震災以来、佐藤さんが地元の宮城県に帰る機会が多くなったこともあり、「原点に返る。気持ちをシンプルに戻す」などの思いを込めた。ターゲットは30代以降。

 店舗面積は25坪。席数は8人用の個室1室含め38席を用意。店内壁面には福島県出身の銭湯絵師・中島盛夫さんが手掛けた松島をモチーフにしたペンキ絵が描かれている。その下側の壁材には、石巻・雄勝町の硯石(雄勝石)を使っているほか、カウンターには秋田杉と十和田石を使うなど東北の建材を多く取り入れている。

 国内各地の「旬な」食材を使うメニューは、こまふぐの卵巣を2年以上塩蔵にし、酒かすで熟成させた「ふぐの子粕漬け」(650円)や、「甲斐の極み鶏」の熟成モモ肉を粗塩で食べる「甲斐の極み鶏 粗塩焼」(950円)、来店客の目の前で蒸し上げる「越後・甲州から届いた季節野菜とワイン豚の蒸篭(せいろ)蒸し」(1人前1,260円、注文は2人前~)など。

 ドリンクはササニシキを使った大沼酒造店(宮城県柴田郡)の純米酒「乾坤一」(650円)など30種以上の日本酒、各地の季節ワイン(780円~)、生ビール(650円)、焼酎(600円~)などをラインアップ。客単価は6,500円前後。

 オープン後は男女共に30~60代が中心に来店しているという。

 営業時間は17時30分~24時。

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