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原宿にシンガポールチキンライス専門店-移動販売店が常設1号店

共に小学校~高校時代をシンガポールで過ごした加藤大夢さん(左)と中井浩太さん(右)が手掛ける

共に小学校~高校時代をシンガポールで過ごした加藤大夢さん(左)と中井浩太さん(右)が手掛ける

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 原宿に7月2日、シンガポールチキンライス専門店「Mr.Chicken(ミスターチキン)鶏飯店」(渋谷区神宮前1、TEL 03-5772-1931)がオープンした。経営はファーラーキングス(同)。

2種を用意する「シンガポールチキンライス」

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 小学校~高校時代をシンガポールで過ごした加藤大夢さんと中井浩太さんが手掛ける同店。当時から、シンガポールの「ソウルフード」であるシンガポールチキンライスを「日本に広めたい」という思いを持っていたという。

 帰国後、共にサラリーマンとし勤めていたが起業に向け脱サラし、中井さんはシンガポールで半年間修業した。昨年6月から移動販売を始め、キラー通りや東京国際フォーラムなど都内を中心に販売。夏フェスなどのイベントにも出店している。日ごろは20~30代のOLやサラリーマンの利用が中心で、男女比は3対7程度。移動販売では購入できる時間が決められてしまうこともあり、常設店の出店を決意。「情報に敏感な人が多い」「若い層にも食べてほしい」などの理由から原宿を選んだ。

 店舗面積は12.8坪。席数は19席を用意(うちテラス席2席)。ガラス張りのファサードには、赤色のニワトリのシルエットを掲出。店内は、シンガポールの一角にあるチャイナタウンをイメージし、白を基調に仕上げた。

 チキンライスは鶏肉をゆでて取ったスープで炊いたご飯に、鶏肉のぶつ切りを添える。チリ・甘みのある「ダークソース」・ショウガの3種のソースとスープが付く。同店では、蒸した鶏肉を載せるホワイト(850円)と揚げた鶏肉を載せる「ブラウン」(900円)の2種をそろえる。

 そのほか、豚スペアリブを香辛料で煮込んだ「肉骨茶(バックテー)」(950円)やスパイスの効いたたれに漬け込んだ鶏もも肉を紙で包んで揚げる「ペーパーチキン」(700円)、「塩魚のモヤシ炒め」(500円)などのサイドメニュー、ビール(500円)、ジンベースのカクテル「シンガポールスリング」(700円)、バリコーヒー(400円)、ライチジュース(350円)などのドリンクをラインアップする。想定客単価は、ランチ=1,000円、ディナー=3,000円ほど。オープン初日の7月2日~4日の3日間は、各日先着100人にチキンライスを500円で提供する。

 「アジアに興味のある人たちとの架け橋になっていければ。ゆくゆくはシンガポールの文化を日本全国に広めていきたい」と意欲をみせる中井さん。加藤さんは「チキンライスを知っていただき、もっとシンガポールに興味を持っていただけたら」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~23時。今後も移動販売は続けていくほか、2015年までに都内近郊に5店舗の出店を目指す。

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