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表参道にバル&ダイニング「ロクタス」-地域食材を使った料理提供

特注した有田焼のタイルを約4200枚で装飾した店内

特注した有田焼のタイルを約4200枚で装飾した店内

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 表参道に4月、地域食材を使った料理を提供するバル&ダイニング「LOCTUS(ロクタス)」(港区北青山3、TEL 03-6418-7022)がオープンした。

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 同所は2008年に中小企業基盤整備機構が、国の中小企業地域資源活用プログラムの一環としてオープンした「Rin」。今年3月にテストマーケティングを終了し、地域活性支援事業などを手掛けるライヴス(渋谷区広尾1)が、1階のアンテナショップ、3階イベントスペース含め同所の運営を引き継ぎ、リニューアルした。

 各地の地域食材を郷土料理として提供するのではなく、イタリアンやフレンチ、中華など「表参道に集まる人々」に合ったレシピ(=表参道レシピ)で提供する同店。メニュー開発や店舗運営は、イタリアンレストラン「La Luna Rossa」(目黒区中目黒2)に委託する。

 店名は「Local Plus tapas」=「ローカルの食材をタパスで提供する」から命名。2階に位置する同店の店舗面積は70坪。席数は着席で60席、スタンディングで10席ほどを用意。店内の装飾には有田焼の窯元14社協力の下、特注したタイルを約4200枚使う。

 メニューはタパスやグリル、スープなど常時50種以上をラインアップ。ランチ(15時まで)には、農薬を使わずに有機肥料で野菜を作っている「風の丘ファーム」(埼玉県)などの生産者から仕入れた野菜を使った「お野菜たっぷりプレート」(1,100円)などを用意。ディナーには、「森のファーム」(鹿児島県)の牛肉の希少部位「トモサンカク」を塩で味付けた「トモサンカクのグリル」(1,400円)などを提供する。ドリンクは直接仕入れる地酒や焼酎などをそろえる。客単価は、ランチ=900円前後、ディナー=4,000円前後。

 オープン後は30~40代を中心に来店があり、男女比は4対6程度。同社LOCTUS担当の花岡宏旨さんは「地域と都会(表参道)を『食』で結ぶような存在になりたい。地域生産者には食材を多くの人に知ってもらう機会に、消費者には地域のことを知ることができる機会になれば」と話す。

 営業時間は11時30分~23時。

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