「渋谷ヒカリエ」開業迫る-駅との新連絡通路、15日供用開始へ

渋谷ヒカリエと渋谷駅方面を結ぶ新たな連絡通路

渋谷ヒカリエと渋谷駅方面を結ぶ新たな連絡通路

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 渋谷駅東口に開業する複合商業施設「渋谷ヒカリエ」(渋谷区渋谷2)の2階と渋谷駅を結ぶ新たな連絡通路(跨道橋)の供用が4月15日から始まるのに先立ち、14日、同所と館内の一部が報道陣に公開された。

オフィスエリアのエントランスも兼ねる11階「スカイロビー」

 「渋谷駅2階連絡通路」は1956(昭和31)年、東急文化会館開業時に設けられたもの。並列する形で新たに造られた連絡通路は、幅8.3メートル、長さ約52メートル。建築家で東京大学名誉教授の内藤廣さんがデザインを担当した。併せて供用開始する同施設2階アーバンコアを通り、青山方面へ抜ける自由通路は、幅6メートル長さ約65メートル。通行時間はいずれも始発~終電。これまで使用していた通路は通行できなくなり、今夏までに解体される予定。

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 この日、東京メトロ副都心線改札口に直結し、地下3階~4階までをエスカレーターでつなぐ円形の吹き抜け空間「アーバンコア」などもお披露目された。吹き抜けの高さは、地下2階フロアレベルから5階の天井まで約36メートル。約2分半かかる総長さ約87メートルのエスカレーター周りには、最大直径17メートルのマルチリングサイネージ3基を設置し、施設内外の情報を発信する。地下3階の広場には高さ3メートルのプラズマディスプレー(140インチ)を設置するほか、ビル側面はブルーからオレンジに変化するスペクトルグラデーションで配色した。

 新劇場「東急シアターオーブ」のエントランスで、オフィスエリアのエントランスも担う11階「スカイロビー」は地上約60メートルの高さにあり、フロア面積は5190平方メートル。壁面の一部は中にカットガラスのレースを合わせ「光の粒子」をイメージした鏡「無限壁」を、夜にはあんどんの役割を担う「光柱」1本を、それぞれパブリックアートとして設置。渋谷駅方面の壁面はガラス張りになっており、JR渋谷駅方面を望むことができる。11階から13階までの一部は、約35メートルにわたって吹き抜けになっているほか、天井はシアターオーブの客席勾配を生かしたラウンド型になっている。

 今月16日に「モバゲー」を展開するディー・エヌ・エーが本社を移転するとともに、同フロアのデザインコードであるモノトーン(黒)を基調にカットガラスを取り入れたデザインのコンビニ「ローソン」が全館開業に先駆けオープン。そのほか同フロアでは、トランジットジェネラルオフィス(港区北青山2)が手掛けるイタリアンダイニング「THE THEATRE TABEL(シアターテーブル)」、コーヒースタンド「THE TEATRE COFFEE(シアターコーヒー)」のオープンも控える。共用部の開放時間は7時~翌1時。

 渋谷ヒカリエの開業は4月26日。