代々木公園で「ナマステ・インディア」-ミュージカルや砂のアートも

ステージでは延べ200人近いダンサーやアーティストたちが演目を披露する(写真は昨年の様子)

ステージでは延べ200人近いダンサーやアーティストたちが演目を披露する(写真は昨年の様子)

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 代々木公園イベント広場で9月24日・25日、インドと日本の相互理解を深めるための文化交流イベント「ナマステ・インディア2011」が開催される。

場内には飲食・物販などのブースが出展する

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 今年で19回目を迎える同イベント。1993年、アジアクラブと日印経済委員会の共催で初開催され、2003年からNPO法人「日印交流を盛り上げる会」が事務局、2005年から主幹となり展開。会場も築地本願寺(中央区)などを経て、代々木公園に発展拡大。昨年の来場者数は17万人を超えた。

 ステージでは、インド政府文化交流評議会派遣のダンサー26人によるボリウッドスタイルのミュージカル「Love Story」や、初来日となる5人組音楽グループ「バウル・ファキール」の演奏、インド人演歌歌手チャダさんのライブ、北海道で初めて無形文化財に指定された平取アイヌ文化保存会による「アイヌ古式舞踊」、和太鼓の会「鼓遊」による演奏など延べ200人近いアーティスト、ダンサーらによる演目を披露。

 場内に出展する飲食ブースでは、インドのワインや紅茶、タンドール釜で焼くナン、チキンカレー、ホウレンソウのカレー「サグパニール」などを提供。ほかにも、サリーなどの民族衣装やアクセサリー、雑貨などの販売、ヘナアートを施すブース、NPO・NGOのブースなどが並ぶ。砂のアーティスト、ランジャン・クマール・ガングリーさんが2トンの砂を使って制作した作品や、同イベントのマスコットでもある張りぼての親子ゾウの展示なども行う。

 第2会場となる「たばこと塩の博物館」(渋谷区神南1、TEL 03-3476-2041)では、「神々が選んだ国インド(3)― インドマジックで津波被災地の子どもたちに笑顔を!」(講師=作家で日印芸術研究所言語センター長、日印協会理事の山田真美さん)、「最近のインド映画事情」(同)=アジア映画研究者の松岡環さん)などの講演会を開く。各回定員80人。参加無料(別途入館料100円が必要)。

 同フェス実行委員会の長谷川時夫実行委員長は「インドの関係者などを介して何年もかけて作り上げてきた。インドは200年近くイギリスの植民地だったが、自分たちの文化を大事に、現代を取り入れながら発展してきた。インドの多様な文化に触れ、インドを理解していただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~20時(25日は19時30分まで)。入場無料。雨天決行。

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