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恵比寿で加藤泉さん作品展-「ソフビ製」彫刻制作過程で使った原形展示も

彫刻やドローイングなどのほか、ソフトビニール製彫刻作品の制作過程で使用した原型や金型などが並ぶ場内

彫刻やドローイングなどのほか、ソフトビニール製彫刻作品の制作過程で使用した原型や金型などが並ぶ場内

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 恵比寿の複合アート施設「NADiff A/P/A/R/T(ナディッフ・アパート)」(渋谷区恵比寿1、TEL 03-3446-4980)地下1階「NADiff gallery」で現在、アーティスト加藤泉さんの作品集出版記念展「絵と彫刻」が開催されている。

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 1969(昭和44)年島根県生まれ、武蔵野美術大学造形学部油絵科出身の加藤さん。作品は黒褐色の筆致をはじめ、人間と植物との混生、「荒々しい」木彫と彩色などが特徴。「胎児とも異星人とも見える」異形の生命体も特徴で、昨年秋には箱根彫刻の森美術館(神奈川県足柄下郡)で大規模な個展を開いた。

 今回、初の作品集「絵と彫刻」(青幻舎)刊行に伴い、ソフトビニール製の彫刻を発表。フィギュア制作チーム「リンデン」と加藤さんがコラボレーションしたもので、限定120体のフィギュアに加藤さんが一点一点彩色。それぞれが異なるデザインの一点物となる。同作が付いた「特装版」(5万2,500円)を6月20日まで、同施設1階の書店とギャラリー「ARATANIURANO」(中央区)で先行販売する。

 会場では、ソフトビニール製彫刻の制作過程で使った原型や金型などのほか、「最新」作として、彫刻やドローイングなどを展示している。

 開催時間は12時~20時。月曜定休(祝日の場合は翌火曜が休み)。入場無料。7月3日まで。

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