東京都、渋谷の都有地に「ファッション発信拠点」-都市再生事業始動へ

実施地区の一つである東京都児童会館

実施地区の一つである東京都児童会館

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 東京都は、都有地を活用し周辺開発の誘発を図る「都市再生ステップアップ・プロジェクト」で、渋谷・キャットストリート周辺の都営宮下町アパート跡地などを実施地区として決定したことを明らかにした。

宮下アパート跡地

 老朽化などで移転・更新などが決まった複数の都有施設を有効活用し、民間のノウハウや資金力も活用しながらまちづくりにつなげる都市再生プロジェクト。昨年3月、第1弾実施地区に決まった港区海岸の竹芝地区では、都公文書館など4つの都有施設を一体的に活用、周辺地区のまちづくり方針を示すガイドラインを策定し、都市再生事業に着手している。

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 新たな実施地区となった渋谷周辺の都有地は、青山通り近くの都営宮下町アパート跡地と、三竹公園に隣接する東京都児童会館、青山病院跡地の3カ所で、総敷地面積は約2.6ヘクタール。都では来年に控えた地下鉄副都心線と東急東横線の相互直通運転で大規模な再開発が進み、駅の機能更新などで利便性の向上が見込まれるなど「一層のポテンシャルの向上が期待される」として、渋谷・青山・原宿を結ぶ人の流れにつなげるとともに、生活文化やファッション産業などの発信拠点づくりを目指す。

 具体的には、有識者から意見聴取するなどし、プロジェクトの基本方針などを実現するための「ステップアップ・ガイドライン」を公表。同ガイドラインを含め3月中をめどに宮下町アパート跡地の「事業実施方針」を策定・公表。今夏までに残る2カ所の事業実施方針も決め、目標の実現に向けた提案を民間事業者から受け「最も優れた提案」を具体化していく。

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