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「ロモグラフィー」旗艦店、渋谷・明治通りに移転-現像サービスなど拡充

渋谷・明治通り沿いに移転オープンした「ロモグラフィー」の旗艦店。ガラス張りのファサードにはカメラをかたどったネオン管が見られる

渋谷・明治通り沿いに移転オープンした「ロモグラフィー」の旗艦店。ガラス張りのファサードにはカメラをかたどったネオン管が見られる

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 渋谷・明治通り沿いに12月17日、ロモグラフィーの旗艦店「Lomography Gallery Store Tokyo(ロモグラフィー・ギャラリーストア・トーキョー)」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6427-5435)が移転オープンした。経営はロモジャパン(港区南青山5)。

ロモで写した作品が無数に連なる「ロモウオール」が目を引く店内

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 トイカメラとして知られる「ロモ」やフォト関連のプロダクトなどを扱うオーストリア・ウィーンのロモグラフィック・ソサエティーの国内輸入代理店として1997年から国内展開を手がける同社は2008年、南青山に国内初の旗艦店をオープン。今回、「今まで以上にロモグラフィーの存在をより多くの方に知っていただく機会を増やす」(同社社長北川卓司さん)ことを目的に渋谷エリアに移転。「写真やアート、サブカルチャーなどに興味がある方にリーチできるのでは」と考え、渋谷と原宿を結ぶ明治通り沿いに出店した。

 店舗面積は1階・2階合わせて64.37平方メートル。ガラス張りのファサードの2階部分にはカメラをかたどったネオン管を配した。店内の1階~2階の階段には、ロモで写した作品が無数に連なる「ロモウオール」を採用。ウオールは専任の担当者が手がけたものを空輸し、一部のライトを除き什器や備品をすべてウィーンから輸送するなど各国の「ロモグラフィーギャラリーストア」のイメージと統一した。

 1階では「LOMO LC-A+」など主要なカメラやオリジナルフィルムなどを扱うほか、現像・プリントサービス「LomoLab」を受け付ける。2階は、プラスチックカメラ「Dinna F+」など初心者向けの「入門機」をそろえるほか、ソファとテーブルも置いた。

 取り扱うのは、同ブランドの全カメラ、アクセサリー、バッグ、ステーショナリー関連などの商品。2005年に生産終了となった「LC-A」の後継機としてデザインやレンズを継承した定番のコンパクトカメラ「Lomo LC-A+」(2万7,300)や、旗艦店とオンラインショップ限定で販売するロシア産レンズモデル(3万1,500円)、ロモグラフィーオリジナルフィルム「Lomography Film」(14種、840円~)などをはじめ、「LOMO LC-A+」の日本版モデルとして日本庭園「枯山水」をモチーフに、白を基調に裏面には昨年生産開始25周年を迎えたことを記念し「25」の文字をデザインした「LOMO LC-A+ White」(1,000台限定、3万9,800円)も販売する。

 店頭では、「レッドスケールフィルム」などの特殊フィルムや「クロスプロセス現像」などの現像方法、「フィルム穴まで撮影」した写真の撮影フォーマットなどに対応するサービス「LomoLab」を展開するほか、ベラルーシの「BeLOMOファクトリー」で生産されたデットストック品「Elikon 535」(1万8,900円)や、自動で設定を行うロシア製フルマニュアルカメラ「Smena(スメナ)」の1970年代後半~1980年代前半に製造された「8M」(1万5,960円)など、一部同ブランド以外のロシア産カメラも扱う。

 オープン後は10代後半~30代前半を中心に、旧店より「外国人観光客が増えたかもしれない」と北川さん。「グループで買い物に来られる方が多く、ロモグラフィーを知らなかった方も多く足を止めてくださっている」とも。

 営業時間は12時~20時。

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