元アプレミディ店長、渋谷マークシティ近くでバー開業-DJブースも

6,000枚を超すレコードやCDが並ぶ「Bar Music」。写真右が店主の中村智昭さん

6,000枚を超すレコードやCDが並ぶ「Bar Music」。写真右が店主の中村智昭さん

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 公園通り「カフェ・アプレミディ」(渋谷区神南1)の元店長・中村智昭さんが6月1日、渋谷マークシティ近くにバー「Bar Music」(道玄坂1、TEL 03-6416-3307)をオープンした。

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 広島で60年以上続く喫茶店「中村屋」を両親が営んでいるという中村さん。DJや選曲家、音楽ライターとしても活動する中村さんは、1999年の「カフェ・アプレミディ」オープン時から店長を務めてきた。昨年4月に同店を辞め、独立開業の準備を進めてきた。

 中村さんは「音楽と近いところで生活したいという思いがありました。その中で実家が喫茶店だったこともあり、飲食店をやりながらDJも続けていけたらと考えていました。DJの活動を通じてアプレミディのオーナー・橋本徹さんと知り合い店を手伝うことになりました。アプレミディで10年間やっていて、スタッフを続けたいという思いもありましたが、自分の店を持つなら今のタイミングかなとも思いました」と話す。

 渋谷での出店については、「東京の地元はどこかと考えた時、学生時代からCDやレコードを買いに来ていたり、好きな街でもあったりする渋谷だと思いました」とも。

 ビルの5階に位置する同店の店舗面積は約15坪。席数は、カウンターやテーブルなど30席ほどを用意する。店内にはDJブースを設置。壁面の棚には6,000枚を越すレコードやCDが並ぶ。「木の質感」を生かした空間に仕上げた同店。ソファやテーブルなど、中村さんが自宅から持ってきたものも置く。流す音楽はジャンルにこだわらず、ジャズやボサノバ、HIPHOPなど、「その場の空気や時間帯に合わせて」選曲する。

 メニューは、「自家製オイルサーディン」「プチトマトのピクルス」(以上600円)や「オクラとジャガイモのスペイン風オムレツ」「アサリの白ワイン蒸し」(以上700円)、「本日のパスタ」(900円)、「バゲット」(200円)、「コーヒープリン」(400)など。ビール、カクテル、ジン、テキーラ(以上700円)などのアルコール類のほか、「広島の自家焙煎(ばいせん)喫茶『中村屋』のホットコーヒー」(600円)などのソフトドリンクも。

 オープンから約2週間。「あまり告知をしていないので、知人・友人が多いですね」と中村さん。「音楽が好きな人も、そうでない人にも気軽に足を運んでいただき、楽しんでいただき、良い空間だと感じていただければ。来店してくださる方にとってハブのような場所、使いやすい場所になれればいいですね」と話す。

 営業時間は17時~翌1時。

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